
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、三菱UFJフィナンシャルグループの総合シンクタンクであり、転職市場でも人気が非常に高い企業の一つである。
本記事では三菱UFJリサーチ&コンサルティングの良い評判から「やばい」という評判まで忖度なく解説しているためぜひ参考にして頂きたい。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役・元三菱UFJリサーチ&コンサルティング社員複数人にインタビューを行っている。
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティングがやばいと言われる理由
- やばいと言われる理由の真相
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの激務の実態
- 現役・元三菱UFJリサーチ&コンサルティング社員によるリアルな評判
三菱UFJリサーチ&コンサルティングへの転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。
Contents
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのやばい評判があがる理由
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは「やばい」と言われることも多く、ネット上で度々ネガティブな評判が上がっている。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのやばい評判があがる理由について、現役・元Relic社員複数人にインタビューを行った内容を踏まえて、徹底的に解説していく。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングがやばいと言われる主な理由は以下の通りである。
- 激務だからやばい
- 営業力が弱いからやばい
- 給料が低いからやばい
- 緩すぎる職場だからやばい
現・元三菱UFJリサーチ&コンサルティング社員の実体験に基づくリアルな評判を解説しているためぜひ参考にしていただきたい。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは激務だからやばい?
三菱UFJリサーチ&コンサルティングはシンクタンクとして高い質のアウトプットを出していることから、「激務」という評判が時折あがっている。
この「三菱UFJリサーチ&コンサルティングは激務だからやばい」という評判の真相を探るために定量面ファクトを見てみたい。
以下は主要コンサルファームの月間残業時間をランキング化したものである。(出所:Open Work)
順位 | ファーム名 | 月間残業時間(h) |
1 | アーサー・D・リトル | 85.4 |
2 | マッキンゼー・アンド・カンパニー | 76.7 |
3 | ドリームインキュベータ | 75.5 |
4 | A.T.カーニー | 72.6 |
5 | ローランド・ベルガー | 68.2 |
6 | ベイン・アンド・カンパニー | 64.4 |
7 | デロイト・トーマツ・コンサルティング | 63.1 |
8 | ボストン・コンサルティング・グループ | 62.8 |
9 | PwCコンサルティング | 62.4 |
10 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 53.1 |
11 | アクセンチュア | 52.1 |
12 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 49.1 |
13 | KPMGコンサルティング | 43.4 |
14 | アビームコンサルティング | 36.3 |
15 | ベイカレント・コンサルティング | 33.0 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの月間残業時間は49.1時間と、数あるコンサルティングファームの中でも圧倒的にホワイトであることがわかる。
特に激務ランキングの下にいるアクセンチュアやアビームは業界の中での積極的に働き方改革を進めていることで知られており、それらと同水準の残業時間ということは、激務という評判は少し言い過ぎと言える。
ただし、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに限らず、全てコンサルファームに共通して言えることではあるが、実際に激務になるかはプロジェクトの内容やフェーズによって大きく変わってくるため、必ずホワイトになるわけではないという点はご留意いただきたい。
コンサルキャリアを成功させるためには
近年のコンサルティング業界は、かつてないほど社数が増え、細分化・専門化が進んでいます。
それらによって、新規事業に強いファーム、マーケティングやAIに強いファーム、業界・フェーズ特化型ファームなど、キャリアパスもかつてないほど多様化が進んでいます。
だからこそ、目の前の転職だけでなく、中長期で市場価値を高めるキャリア戦略を描くことが、これまで以上に重要になっています。
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三菱UFJリサーチ&コンサルティングは営業力が弱いからやばい?
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)は三菱UFJグループの会社であるため、三菱UFJ銀行をはじめとした金融・証券関連のグループ会社からの紹介による案件が多いとの噂がある。
更に、一部の声では、グループ会社からの紹介の恩恵を受けているため、営業力が弱く、新規開拓や提案活動等が上手くいっていないとまで言われている。
しかし、現場の社員の話を聞いたところ、実態はそのようなことは無いようだ。
グループ会社からの紹介は一定数あることは事実だと思います。しかし、それだけでは現代においては生き残っていけないので、様々な業界のクライアントに対して提案活動を行っていますし、実際に案件も多く獲得できています。グループ会社に依存しているというのは、誇張されている気がしますね。
現役MURC社員A氏
MURCは、近年ではDX、ガバナンス、リスク、医療、介護、自治体、観光等、様々な領域の案件を手掛けています。グループ会社からの紹介だけでは、こんなに様々なクライアントや領域を手掛けることはできません。私は中途入社で入ったのですが、たしかに、入社までは「グループ会社からの紹介が多いのかな」と思っていました。しかし、良い意味で、そのイメージは覆されましたよ。(笑)
現役MURC社員B氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは給料が低いからやばい?
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)はコンサル業界の中では給料水準が低く、優秀な人材を確保できていないという声が出ているようだ。
移籍が多いコンサル業界においては、「高い給料」は優秀なコンサルタントを惹きつける要素の1つとなり、企業の競争力につながるが、MURCは年収面で競争力を持てていないとのことである。
年収面で競争力を上げていくことに対して、現場の社員はどのように考えているのだろうか。
実態とともに社員の意見を聞いてみた。
たしかに外資系のコンサルファームと比べると、平均の給料水準は、やや劣るかもしれません。しかし、年収だけでなく、自己投資支援制度や住宅諸制度(家賃補助等)等の福利厚生を合わせると、待遇自体はMURCの方が良いと思います。外資系は福利厚生はいまいちと聞きますし、それと比べて、MURCは良い意味で日系なので、手厚い制度があるので。
現役MURC社員C氏
MURCでも成果を出せば若いうちに高年収を手に入れることができますよ。実際に周りの社員の中でも30代前半で年収1,000万円を超えている社員もいます。外資系コンサルティングファームでも同様だと思いますが、高年収を手に入れることができるかどうかは、本人次第だと思います。
現役MURC社員D氏
コンサルキャリアを成功させるためには
近年のコンサルティング業界は、かつてないほど社数が増え、細分化・専門化が進んでいます。
それらによって、新規事業に強いファーム、マーケティングやAIに強いファーム、業界・フェーズ特化型ファームなど、キャリアパスもかつてないほど多様化が進んでいます。
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三菱UFJリサーチ&コンサルティングは緩すぎる職場だからやばい?
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)は、日系企業ということもあり、外資系企業と比べると、仕事が緩いと感じることがあるようだ。
特に若手社員は簡単な仕事を担当させられることが多く、一部の社員にとっては良いことかもしれないが、一方で、成長意欲が高い社員にとっては、物足りないと感じる時もある。
また、社員によっては、「職場が緩すぎて成長できないため、競合他社へ転職する」という事態にまで発展してしまう可能性もあるようだが、MURCは本当に緩すぎるのだろうか。
ホワイトな企業ではありますが、緩すぎるなんてことはないと思いますよ。実際、コンサル業界に属している企業ですので、成果物に対しても高品質を求められますし、社員にはプロフェッショナルとしての自覚を求めることもあります。
現役MURC社員E氏
その話はあくまで噂ではないかと思います。若手社員であっても、積極的に仕事を獲りにくる社員が多いですし、また、新卒採用や中途採用においても、「指示待ち人間」のような人材を獲らないようにしています。他の日系の大企業なら、そういった社員がいるかもしれませんが、少なくともMURCではそのような社員はいないと思います。
現役MURC社員F氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのポジティブな評判
ここでは、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)のポジティブな評判について解説する。
信頼度が高い
MURCは三菱UFJグループの一角ということもあり、多くのクライアントからの認知度や信頼度が高いようである。
また、この「三菱ブランド」は、競合他社のコンペティション等でも発揮され、同様のレベルの提案内容になった際に、「信頼度」という視点で案件を勝ち取ることもあると言う。
現役社員は、このメリットについて次のように語っている。
三菱グループにいることは、自分が想定している以上に高い認知度と信頼度を持っています。自分が意識しなくても、クライアントが意識するって感じですね。コンペティションで勝った案件についても後々、クライアントから「信頼感があるから、選んだ」という話を聞くこともあります。
現役MURC社員A氏
精神的に安心できる職場環境
外資系コンサルティングファーム等では、「Up or Out」と呼ばれるように昇格するか、昇格できない場合はクビ(もしくは自ら退職)するという文化がある。
一方で、MURCはそのような文化・制度は無く、「社員は、長期的に成長していけば良い」という文化が根づいているようだ。
そのため、社員は精神的に安心しながら、仕事に集中できており、パフォーマンスの向上にもつながっている。
成果を出さないとクビってなると仕事や成果の奪い合いが起こりそうですが、MURCはクビ文化ではないので、むしろ、社員どうしがプロジェクトの成功のために協力し合います。もちろん、各社員で成長スピードは異なりますが、それぞれのペースに合わせた成長スピードで良いと感じています。
現役MURC社員B氏
福利厚生が充実
MURCのポジティブな評判として特に挙げられるのが、福利厚生が充実している点と言える。
基本的な福利厚生はもちろん、書籍購入支援、家賃補助、企業型確定拠出年金制度、福利厚生サービス会員(ベネフィット・ステーション)等の経済的な支援も行っている。
また、ベビーシッター(在宅保育)割引制度、災害特別貸付制度・奨学資金貸付制度、出産・育児支援制度等、ライフステージに合わせた制度も充実している。
更には、それらの制度を社員が積極的に利用している文化も、MURCのポジティブな評判を後押ししているようだ。
福利厚生の種類が豊富なだけでなく、多くの社員が利用しているので、そのことも良い文化だと感じています。上司や先輩が積極的に利用しているので、むしろ、「利用しないと損」みたいな雰囲気になっていますね。(笑)
現役MURC社C氏
コンサルキャリアを成功させるためには
近年のコンサルティング業界は、かつてないほど社数が増え、細分化・専門化が進んでいます。
それらによって、新規事業に強いファーム、マーケティングやAIに強いファーム、業界・フェーズ特化型ファームなど、キャリアパスもかつてないほど多様化が進んでいます。
だからこそ、目の前の転職だけでなく、中長期で市場価値を高めるキャリア戦略を描くことが、これまで以上に重要になっています。
Flow Xは、ポストコンサル支援にも強みを持つ、コンサル業界特化の専門家集団です。
業界への深い知見と独自のネットワークを活かし、今だけでなく、5年後・10年後を見据えたキャリア設計をご一緒します。
コンサル業界への転職をお考えの方は、ぜひ一度Flow Xにご相談ください。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのネガティブな評判
ポジティブな評判がある一方で、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)にネガティブな評判もあるようだ。
ここでは、評判が本当であるのか、実態も含めて解説する。
昇給・昇格が遅い
MURCは、2006年に株式会社UFJ総合研究所、ダイヤモンドビジネスコンサルティング株式会社、株式会社東京リサーチインターナショナルの3社が合併して設立された背景もあり、人事制度にバラつきがあり、それに伴い、昇給・昇格が遅いのではないか、という評判があった。
しかし、現在ではそのような混乱は無くなり、会社全体で共有された評価基準があり、それに沿って人事評価を実施しているため、実力がある社員は速いスピードで昇給・昇格を果たしているようだ。
昇給・昇格のスピードは他のコンサルティングファームと遜色無いくらいだと思います。実力のある社員には更に活躍してもらった方が、会社にとっても、本人にとっても良いことです。逆に昇給・昇格のスピードが遅いと、優秀な社員ほど転職してしまいますから。
現役MURC社D氏
ドメスティックな職場環境
MURCは日系のコンサル企業であり、更には、母体が三菱UFJグループという伝統的な銀行系であるため、昔ながら日本の伝統企業、つまり、ドメスティックな企業ではないか、という声が挙がっている。
近年では、こうした伝統的な企業も「グローバルな環境、ダイバーシティを重視、成果主義」というイメージを紹介しているが、MURCの実態はどのようになっているのだろうか。
現場の社員に話を聞いてみると、日本の伝統的な企業のイメージとは、ほど遠いようだ。
いわゆる、新卒からの生え抜き社員(プロパー社員)が多かったり、残業が多いほど頑張っているとみなされるような、昔ながらの日本企業のような雰囲気は一切ありません。最近では、中途社員も多いですし、残業についても「残業が少ない社員ほど、優秀」みたいな雰囲気が出るくらい、仕事の効率化が求められます。経営陣をはじめとして、「時代に合わせて、企業の働き方や文化も変えないといけないという危機感」を持っているだと思います。
現役MURC社E氏
コンサル転職・コンサルキャリアを成功させるためには以下のような点がポイントとなる。 求人選定:コンサル会社が増えた中で、自分自身に合った企業やポジションの選定 これらすべてを自分だけで判断するのは難しい。コンサル転職・コンサルキャリアを成功させるためには
キャリア設計:中長期のキャリア設計から逆算した最適なコンサル領域や企業の選定
選考対策:難易度の高い選考を勝ち抜く為の情報やノウハウ
ぜひともコンサル業界を熟知したコンサルキャリア支援のプロ「FlowX」へ相談を頂きたい。
コンサルキャリアは株式会社FlowXが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
会社名 | 株式会社FlowX |
会社HP | https://flowx.co.jp/ |
所在地 | 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F |
法人番号 | 5011101111779 |
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 | 13-ユ-318330 |