近年のフリーランスエンジニアというキャリアの人気が益々拡大している。その人気を支えているのが、PE-BANKなどのフリーランスエンジニアエージェントである。
本記事では、以下の特徴を持つフリーランスエンジニアエージェントであるPE-BANKの評判を解説していく。
- 30年以上もサービスを提供する老舗フリーランスエンジニアエージェント
- 手数料が8~12%と低水準
- 常時5万件以上の豊富な案件を取り扱う
Contents
PE-BANKとは
案件単価:★★★★★
案件種類:★★★★☆
担当者の質:★★★★☆
PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営するフリーランスエンジニアエージェントである。
1989年に創業後、30年以上に渡りフリーランスエンジニアエージェント事業を運営してきており、本業界の老舗企業と言える。
手数料も8~12%という低水準であり、常時5万件以上の案件を紹介できる体制となっている。
▼特徴
- 30年以上もサービスを提供する老舗フリーランスエンジニアエージェント
- 手数料が8~12%と低水準
- 常時5万件以上の豊富な案件を取り扱う
PE-BANKの評判・口コミ
以下にてPE-BANKのリアルな評判をご紹介する。
独自インタビューを踏まえて、良い評判・悪い評判の両方から解説をしていくので、是非参考にしていただきたい。
良い評判・口コミ
PE-BANKの良い口コミ・評判の特徴をまとめると「年収が上がる」「地方にいても案件が獲得できる」「事務処理・確定申告のサポートがある」という3点が目立った。
PE-BANKを利用し、フリーランス初案件を獲得し今でも続いています。現在振込金額が50万を超え20代で年収800万円を達成できました。
昔からあるサービスだけあって安心感はありますね。エージェントの方々も優秀な人が多くサポート体制も良いと思います。
札幌だとどうしても案件が探しづらいのですが、PE-BANKは北海道支店があるので便利ですね。地方にいても首都圏の水準で仕事ができることは大きなメリットと感じます。
ただ案件を紹介して終わりではなく、事務手続きも親身にサポートしてくれるのはPE-BANKの良いところではないでしょうか。フリーランスは何かと自分ひとりで行うことが多いので、すごく助かります。
フリーランスデビューをしたものの、確定申告に対して苦手意識がありました。ただPE-BANKさんが手伝ってくれたので思いの外順調に進められました。
年収を上げたいというモチベーションを持つフリーランスエンジニアは多いが、PE-BANKでは単価の高い案件をエージェントが紹介してくれるため、効率よく案件受注を進めることが可能となる。
またセキュリティ上リモートで行える案件が少なく、地方に住んでいることがデメリットになっているフリーランスエンジニアも多いが、PE-BANKは東京本社以外に11ヶ所に支店を構えており、地方案件の取扱も豊富なため首都圏以外の案件の取り扱いが多いという評判もある。
さらに、フリーランスエンジニアの悩みとして多く挙がる確定申告などの事務処理のサポートも一気通貫で行ってくれる点も大きな魅力と言える。
悪い評判・口コミ
一方で、PE-BANKにも悪い評判・口コミがあり、特に目立ったのが「支払いのフローが遅い」という点である。
高単価な案件が多いのは魅力なのですが、PE-BANKさん支払いまでのスピードが遅いです。キャッシュフローを考えるとやや心配に感じることも多いですね。
公開案件が少ないのはデメリットですかね。他のところだと5000件は超えているので、母数としてもっと案件数は増やしてほしいです。
フリーランスエンジニアの場合、翌々月の10日や15日(40日~45日後)に報酬が支払われることが多い。
しかし、PE-BANKの場合は40日後がベースでありつつも、遅いときは60日後というケースもあるようだ。そのため、キャッシュフローを気にするフリーランスエンジニアからは悪い評判としてあがっていた。
そのため、キャッシュフローが心配な方は、初期は別のフリーランスエンジニアエージェントでキャッシュを作った上で、高単価を狙うためにPE-BANKを利用するという使い分けがおすすめである。
PE-BANKの評価
コンサルキャリアには数年来フリーランスとして活動するメンバーがおり、複数のエージェントから仕事の紹介を受けてきた。
そうした経験から「案件単価」「案件種類」「担当者の質」という3つの軸でPE-BANKを評価すると以下のイメージである。
低マージンだからこそ高単価!中堅以上ならまず登録しておくべき
PE-BANKは、マージンの低さとそれに伴う高単価案件の豊富さに高い評判があるフリーランスエンジニアエージェントである。
実際、PE-BANKの公式HP上にマージンを公開しており、サービスの大きなアピールポイントになっている。
案件自体も週5日常駐案件から、副業・低稼働案件まで幅広く取り揃えており、まず登録して間違いないエージェントであると言える。
PE-BANKと他エージェントとの違い
上記は、コンサルキャリア運営メンバーや知人たちの経験を基に作成したフリーランスエンジニアエージェントの比較表である。
フリーランスエンジニアエージェントと一言で言っても得意とする領域が各社で大きく異る。
高稼働案件に強みを持つエージェントもいれば、逆に低稼働案件に強みを持つエージェントもいる。また、フリーランス初級者向けの案件を多数保有するエージェントもいれば、上級者向けの案件に強みを持つエージェントもいる。
その中でPE-BANKは、中堅クラスの案件をメインとしつつ、常駐週5日案件から副業・低稼働案件まで幅広く取り揃えているという特徴を持つ。(そのため、上記比較表では中央上に位置している)
マージンの低さにも定評があり、老舗エージェントとして多数の実績を残しているので、まず登録して間違いないエージェントと言える。
PE-BANKの強み
PE-BANKの評判や口コミ、特徴から判断すると以下のような3つの強みが見えてくる。
- マージンが低く収入が増える
- 実績が多く安心感がある
- 地方でも良い案件が探せる
マージンが低く収入が増える
後程詳細は解説するが、PE-BANKのマージンは他のエージェントに比べて低く、実際にアピールポイントとしてサイト上で公開されている。
他のエージェントでマージンが公開されるケースが極めて稀なため、マージンが低いことに加え自分の目で見て判断し、収入計算ができることは大きな強みといえる。
実績が多く安心感がある
運営元の株式会社PE-BANKは1989年設立と、フリーランスエンジニアが主流になる以前から事業を展開している。
そのため歴史が長く、業界的に見ても老舗であり信頼できるという評判は多い。
また信頼感に関してはフリーランスエンジニアのみならず、発注先とも良い関係を構築しているため高単価の案件を多く抱えていることにも直結する。
地方でも良い案件が探せる
北海道・東北・岡山といった地方にも支店のあるPE-BANKは、首都圏以外に住んでいても魅力的な求人を見つけられる。
多くの場合首都圏の会社へ出社しなけれがいけなかったり、リモートができないなど地方在住がデメリットになるケースも少なくない。
ただPE-BANKの場合各地方に拠点があり案件を保有しているため、地方在住でも選択肢が多い点は大きな強みである。
PE-BANKのマージン
PE-BANKのマージンは、以下の通りである。
- 1~12回:12%
- 13~24回:10%
- 25回~:8%
上記の通り利用回数が増えれば増えるほどマージンが低くなるため、フリーランスエンジニアが受け取る金額は大きくなる。
25回以上となるとマージンがわずか8%まで下がる点は、高い評判を集めており多くのフリーランスエンジニアから支持を集める最大の理由と言える。
独立するなら絶対にやるべきこと
一言でフリーランスエンジニアエージェントと言っても、各社で強みを持つ領域も異なれば対象となるユーザーも異なる。
そのため各エージェントの特徴を理解した上で、それぞれの良いところ取りをできるように、絶対にやるべきことは少なくとも2-3社のエージェントに登録しておくことである。
- ミドル層を中心に幅広い案件を検討したい人:テックビズフリーランス、レバテックフリーランス
- 低稼働・副業案件を検討したい人:ITプロパートナーズ
- フリーランス初級者向けの案件を検討したい人:ポテパンフリーランス、Midworks
実際に、筆者の知人で安定的に稼ぎ続けている人は必ず2-3社のエージェントに登録している。逆に1社にしか登録してない知人の多くが、自分の望むタイミングで案件を紹介してもらえない人も存在する。