近年、採用規模の拡大と共に人気を上げているのが、総合コンサルファームである。
本記事ではそんな総合コンサルの仕事内容やランキング、リアルな実態について徹底解説していく。
- 総合コンサルの仕事・業務、プロジェクト内容
- 総合コンサルの企業一覧と各種ランキング
- 総合コンサルの魅力
総合コンサルへの転職を目指す上では、おすすめのコンサル転職エージェントの記事を参考にして頂きたい。
Contents
総合コンサルとは
総合コンサルとは、戦略立案から実行支援まで様々な業界における企業の事業活動を支援する企業である。
テーマは幅広く、全社・事業戦略立案の策定・実行支援から、M&A、PMI、業務オペレーション改善、IT改革、人材育成・研修、システム開発、アウトソーシング事業など多岐に渡る。
総合コンサルファームには各業界・テーマの専門家が集まり、プロジェクト毎にチームが組成され最適なソリューション提供を実現する。
一般的には、Big4やアクセンチュアなど外資コンサルを総合コンサルファームと呼称することが多い。
また、コンサルタントの単価の高さから、コンサルファームのクライアントは大企業であることが多く、各業界のトップ3の企業群はどこかしらの総合コンサルファームを使っていることが多い。
戦略系コンサルファームは、クライアントへ分析結果内容を提言することに価値を置くプロジェクトが多いのに対し、総合系はクライアントとプロジェクトを組成し、クライアントと伴走しながらプロジェクトの成功を導く役割を求められることが多い。
ちなみに、最近では戦略系コンサルファームもプロジェクトの裾野を広げ実行支援に注力するファームも増えてきている。
そのため、戦略系でも総合コンサルと近似した業務内容になってきており、一概に総合コンサルファームとは何かを定義するのが難しくなってきている。
総合コンサルの仕事内容
総合コンサルは、業界・機能の専門家が集いチームが組成され、総合的に最適なコンサルティングをクライアントへ提供する。
同じプロジェクト内でも各専門家に求められるスキルや範囲・フェーズが異なるため、同じプロジェクトでも一人一人に求められる仕事内容は異なってくる。
例として「SCM戦略の立案、および構造変革支援のプロジェクト」で仕事内容を説明しよう。
総合コンサルの仕事内容例:SCMプロジェクト
まず、構想段階において、あるべき将来のSCM戦略像を描き競合他社の分析や最新のグローバルSCM事例収集を行いながら、最適なSCM戦略の立案を行う。
その後、戦略を実行するフェーズに移り、現状の業務構造の整理と将来のあるべき姿とのギャップ分析をおこない、クライアントに最適なソリューションを選定する。ここでは前フェーズの戦略を具体のソリューションに落とし込むスキルが求められる。
その後、システム要件定義からシステムのリリース・保守運用に至り、チェンジマネジメントによる組織・風土改革を伴走する仕事など、総合コンサルでは多岐に渡る仕事内容が存在する。
全ての仕事を同じチームメンバーで最初から最後まで従事することはあまりなく、フェーズ切り替わりのタイミングで各フェーズに最適な専門家が再配置されるため、プロジェクトメンバーは常に流動的に動くことになる。
このように総合コンサルの仕事内容は幅広く多岐にわたり、様々な領域に対してコンサルティングをすることが求められる。
代表的な総合コンサルファーム一覧
以下は国内外で高いプレゼンスを誇る代表的な総合コンサルファーム一覧である。
グローバルファームとして世界的にもブランド力を誇るアクセンチュア+BIG4コンサルに加えて、日本発祥のアビームコンサルティングやベイカレントコンサルティングが存在する。
# | コンサルファーム名 |
1 | アクセンチュア |
2 | デロイト・トーマツ・コンサルティング |
3 | PwCコンサルティング |
4 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング |
5 | KPMGコンサルティング |
6 | アビームコンサルティング |
7 | ベイカレント・コンサルティング |
総合コンサルの組織形態
総合コンサルは基本的に「ファンクション」と「インダストリー」という2つの部門に分類されて、マトリックス組織となっている。
ファンクションとは「特定の専門知識を有する部門」であり、インダストリーとは「特定の業界に対して深い知識を有する部門」である。
つまり、ファンクションは「領域の専門家」であり、インダストリーは「業界の専門家」なのである。
プロジェクトの内容によって、それぞれのチームが単体でコンサルティング業務を行うこともあったり、ファンクションとインダストリーのチームが連携してプロジェクトを進めることもある。
例えば、情報通信・メディア業界のクライアントが、経営戦略を検討したい場合は、「ファンクション」のストラテジーと、「インダストリー」の情報通信・メディアが組んでプロジェクトを進める場合がある。
一方で、同じクライアントが情報通信業界の競合分析をしたいのであれば、「インダストリー」の情報通信・メディアだけが対応する場合もあるといった具合だ。
このようにして、それぞれの専門チームが必要に応じて連携しながら、コンサルティングサービスをクライアントに提供している。
ただし、大手総合コンサルファームの一社であるベイカレント・コンサルティングや、その出身者らが立ち上げたファームでは、マトリックス型の組織ではなく、ワンプール制を採用している企業も多い。
総合コンサルの職位別の仕事内容
ここでは総合コンサルにおける職位別の仕事内容をご紹介する。
コンサルタント
総合コンサルのコンサルタントは、リサーチ、データ解析、インタビュー、クライアント向け資料作成、タスク管理、クライアントへの報告等、幅広く担当する。
シニアコンサルタント
総合コンサルのシニアコンサルタントは、コンサルタントに比べて、対クライアントの業務が多くなる。
主な作業としては、プロジェクト全体のスケジュール、および、報告資料のストーリーの構築、クライアントとの会議体や頻度等の調整、クライアントへの報告等を担当する。
シニアコンサルタントには3~5年目程で昇格するケースが多い。
マネージャー
総合コンサルのマネージャーは、シニアコンサルタントやコンサルタントといったメンバーの上司として、プロジェクトの管理・運営を担当する。
また、マネージャー以上からは稼働率に加えて、売上、および、社内貢献活動が評価に加わる。
そのため、デリバリーだけでなく、提案活動、更には社内活動としてナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等の活動も実施する。
マネージャーには6~10年目で昇格するケースが多いが、メンバーのマネジメント能力を昇格の際には特に見極められる。
シニアマネージャー
総合コンサルのシニアマネージャーは、マネージャーより売上評価の比重が高くなるため、プロジェクトのデリバリーの責任者としての活動よりも、クライアントへの提案活動に比重が高くなる。
また、クライアントワーク以外にも、社内活動(ナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等)のリーダーとしても活動する。マネージャー以下よりも、更に、案件獲得と会社経営という視点での活動が重視される。
ディレクター
総合コンサルのディレクターは、基本的にはシニアマネージャーと担当業務が変わらないが、ノルマになる案件獲得の金額や経営視点での社内活動(シニアマネージャーへの育成、注力すべき分野・領域の検討等)が、更に高いものを要求される。
パートナー
総合コンサルのパートナーは、総合ファームの顔としてクライアントからの案件獲得だけでなく、経営方針の決定等、会社役員としての活動を担当する。
売上貢献、クライアントの役員との関係構築はもちろんのこと、育成、採用、ガバナンスの統制、多様性の促進等、様々な経営活動が求められる。
また、パートナーに昇格するためには、売上貢献だけでなく、社内で「顔が利く」存在になる必要もあるため、他の部署やグループ会社のパートナーからも、ある程度、認知されており、信頼されていることが重視される。
総合コンサルのプロジェクト事例
ここでは総合コンサルのプロジェクト事例をご紹介する。
製薬企業向けMR向け営業ツールのシステム開発
国内のある製薬企業は、従来の非効率な営業管理の体制から脱却するため、MR向けに営業管理ツールを導入することが決定された。
半年に及ぶシステム設計と開発の末、システムの安定稼働を実現し、最終的にはデータ駆動型の意思決定ができる営業体制の構築に成功した。
当プロジェクトでは、要件定義書から基本/詳細設計書・開発物などシステム開発プロジェクトで必要とされるあらゆる成果物を収めることとなった。
国内半導体製造企業向け全社間接費のコスト削減
国内でもTier1に属するある半導体製造企業は、全社規模の構造改革のプロジェクトを中長期計画の目玉プロジェクトと位置付けていた。
その中の主要テーマであった本社・製造拠点における間接費の見直し、及びコスト削減を年内に実施する必要があり、その支援をコンサルにファームに委託した。
委託されたコンサルファームは、3ヶ月間で国内工場における環境保全・品質関連・保安業務に従事する部門の現状体制の洗い出し、及び人数・コストを分析し、最適なリソース配置や業務統合を提言内容として盛り込んだ。
プロジェクト終了時の最終報告では、経営層向けに競合他社の事例や分析結果を交えて報告を行い、クライアントの意思決定を支援した。
新規事業開発支援
大手小売り企業のJ社は、新規ECサイトの立ち上げをする際、社内のリソース不足を補完するためコンサルファームを起用した。
依頼されたコンサルファームは、新規事業のビジネスモデルの考案や損益回収のロジック計算からECサイトの立ち上げ、実証実験の伴走など、数ヶ月にわたり事業開発を支援。最終的には経営層への最終報告の資料作成まで携わりクライアントを全面的に支援。
最終的にPOCから事業化に繋げることに成功し、今では国内売上の大きな事業に至るまで成長している。
グローバル業務システムのPMO
大手電機メーカーのO社は、グローバルの業務統合に伴う基幹系システムの刷新を行うことになった。
ある総合系コンサルファームは、グローバル含めた全社体制のプロジェクト支援としてPMOという位置づけで当プロジェクトに参画することになった。
複数のチームが並走して動く巨大プロジェクトの全体統括として進捗・課題管理を行い、プロジェクトが円滑に進むための支援を2年にわたり実施。
クライアントの予算都合で、プロジェクト終了まで見届けることなく途中で撤退することになった。
総合コンサルと戦略コンサルの違い
ここでは総合コンサルと戦略コンサルの両方を経験した方に、その違いをお聞きした内容をご紹介する。
仕事の進め方
ここでは「BCGとアクセンチュア」「BCGとデロイト」という戦略コンサルと総合コンサルの両方を経験した方々に、両者の「仕事の進め方」の違いをお聞きした内容をご紹介する。
戦略コンサルは狭く深く仕事を進め、論点思考の考え方が大事。思考の深さや洞察力でクライアントに貢献する。一方で総合コンサルは広く浅く仕事を進め、MECEな考え方が大事。プロジェクトを前進させる力がクライアントに貢献するといった違いがあります。
BCG・アクセンチュアでの勤務経験者
戦略コンサルは質の高さを重視し、総合コンサルは量の多さを重視するような違いがあると思います。どちらが良い・悪いではなく、そもそもクライアントのニーズが違う点が大きいのかなと思います。
BCG・デロイトでの勤務経験者
昇進スピード
ここでは「BCGとアクセンチュア」「BCGとデロイト」という戦略コンサルと総合コンサルの両方を経験した方々に、両者の「昇進スピード」の違いをお聞きした内容をご紹介する。
戦略コンサルは早ければ1年単位で昇進が可能な世界で"飛び級"もあるが、総合コンサルは早くても2年単位で昇進でいわゆる"飛び級"はほとんどないという違いがあります。
BCG・アクセンチュアでの勤務経験者
もちろん総合コンサルも実力主義ですが昇進までの基準期間というものが設けられているので、良くも悪くもその期間に該当しないと昇進できません。一方戦略コンサルはそういった期間的な基準がないというのが違いかなと思います。
BCG・デロイトでの勤務経験者
社員の特性
ここでは「BCGとアクセンチュア」「BCGとデロイト」という戦略コンサルと総合コンサルの両方を経験した方々に、両者の「社員の特性」の違いをお聞きした内容をご紹介する。
完全な主観ですが、戦略コンサルファームは育ちがよく、小さい頃から積み上げてきた成功体験を糧に活躍する社員が多い一方、総合コンサルは挫折の経験数が多ければ多いほど活躍する社員が多いという違いを感じています。
BCG・アクセンチュアでの勤務経験者
総合コンサルのほうが中和な人が多い印象で、一方の戦略コンサルは戦闘民族っぽい人が多いという違いがあります。
BCG・デロイトでの勤務経験者
総合コンサルランキング
ここでは総合コンサルファームのランキングをいくつかの切り口で紹介していく。
現役コンサルからの評価ランキング
上記は、米国のVault.comが現役コンサルタント数千名の回答を基に「Management Consulting」分野のランキングとして公表しているものである。Vault.comの調査では現役コンサルタントが自分が所属するファームを除き、最大で3票投票することができる。
平たく言うと、現役コンサルから見て「ここのコンサルは良い」と思った投票の集計であり、信頼性の高いランキングとなっている。1点注意すべきはあくまでグローバルで見たランキングであり、日本国内で見るとまた違ったランキングになる可能性が高いという点である。
売上高ランキング
上記は、Consulting.comが開示しているコンサルファーム売上高ランキング(2019年)のうち、日本国内でも知名度の高いファームを抽出したものである。Consulting.comも「100%の精度の完全な数値の算出は不可能」としつつも、各種レポートなどを踏まえてaccounting servicesやtechnology infrastructure、cloud servicesなどの売上を除外して「コンサルティング売上」を算出している。
売上高で見ると総合コンサルファームの業界内での存在感が分かる。特に戦略コンサルファームとの比較で言うと、トップのアクセンチュアはマッキンゼーやBCGの3倍程度の売上高となっている。
その他、BIG4と呼ばれる(Deloitte、PwC、EY、KPMG)もマッキンゼーやBCGの2倍程度のコンサル売上がある状況である。
満足度ランキング
上記は主要総合コンサルファームについて、openworkにおける総合満足度をランキングにしたものである。
総合満足度には、「待遇」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代の成長環境」「人材の長期育成」「法令順守の姿勢」「人事評価の適正感」が含まれている。
ランキングを見ていくとアビーム、アクセンチュア、デロイトのトップ3が抜け出している状況である。
特にアビームやアクセンチュアについて働き方が業界トップクラスに進んでいることもあり、その点が反映された結果のようである。
一方、KPMGやEYのランキング下位2社は他ファームと差を付けられている。
両社の共通点としては、まだ他総合コンサルファームと比較して設立が若く、実際に中の人の話を聞いても「ファームとしての方針、ルールがコロコロ変わる」「いろんな人材のミックスで文化がない」といった声が挙がっている。
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総合コンサルの年収
ここでは総合コンサルファーム別の平均年収をご紹介していく。(出所:Open Work)
ここでご紹介する平均年収はあくまでOpen Workにおける回答者平均である点はご留意いただきたい。
なお、各社とも対象職種を「コンサルタント」に絞った平均年収を記載している。
# | コンサルファーム名 | 平均年収 |
1 | PwCコンサルティング | 955万円 |
2 | アクセンチュア | 934万円 |
3 | デロイト・トーマツ・コンサルティング | 934万円 |
4 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 875万円 |
5 | ベイカレント・コンサルティング | 867万円 |
6 | KPMGコンサルティング | 860万円 |
7 | アビームコンサルティング | 787万円 |
総合コンサルの激務の実態
上記ランキングは主要コンサルファームの月間残業時間に基づいて作成している。(出典:openwork)
RB:ローランド・ベルガー、ADL:アーサー・D・リトル、Mck:マッキンゼー、DI:ドリームインキュベータ、CDI:コーポレイトディレクション、BCG:ボストンコンサルティング、ATK:A.T. カーニー、DTC:デロイト、Bain:ベイン、AC:アクセンチュア、AB:アビーム
激務ランキングを見ると総合コンサルファーム(グラフの灰色)の激務度は比較的低いと言える。
1位~9位の中で総合ファームはデロイトの1社のみであり、他は月60時間以下の残業時間となっている。
総合ファームの中で唯一戦略ファームと並んでいるデロイトについては、総合ファームの中でも戦略案件比率が高いと言われており、その影響もあると考えられる。
総合ファームは働き方改革に力を入れているファームも多く、比較的ホワイトになりつつあると言われている。(一方でマネージャーなどに負荷が偏っているだけという声もある)
特に激務ランキングで下の方となっているアクセンチュアやアビームコンサルティングについては、積極的に働き方改革を行っていることで業界内でも有名である。
総合コンサルのネガティブな評判
総合コンサルファームにはネガティブな評判が存在する。
総合コンサルファームへの転職を考えるのであればぜひその点についても把握しておきたい。
1. 採用拡大に伴う質の低下
近年、クライアントニーズの多様化/拡大に伴い、総合コンサルファームは採用規模を急拡大している。
人材の質を保ちながら規模を急拡大していくことは不可能に近く、どうしても人材の質は落ちざるを得ない。
優秀な人材と働きたい、チームとしてアウトプットの価値を最大化したいという想いを持つコンサルタントが多いため、人材の質が落ちることへの抵抗感から悪評が立ってしまっているようだ。
2. 入社前後のネガティブなギャップの大きさ
前述の通り、近年はクライアントニーズの多様化に伴い様々な業務が存在する。
今でも根強い人気がある戦略案件は総合コンサルファーム全体から見れば一部に過ぎず、業務整理やSAP/Salesforceの導入支援など決して人気があるとは言えない業務の方が多いファームも存在する。
また、人材の採用を急拡大していることもあり育成体制も整備されていない状況がある。
一方、総合コンサルファームは戦略案件や、育成体制の充実を前面に押し出して採用活動を行うことも多く、いざ入社するとそのギャップにネガティブな印象を持ってしまう人も多いようだ。
3. 希望しないアサインの多さ
取り扱う案件が多種多様にあり、かつそれが入社前後でネガティブなギャップがあるとなると、アサイン自体も希望に沿わないことも多い。
短期的に希望に沿わないアサインがあることはまだしも、案件内容によっては長期的な案件も多く、希望しない案件に長期間従事することが求められるケースもある。
また、希望に沿わない案件を抜けても、必ずしも希望に沿う案件にアサインしてもらえないという点も、悪評が立つ理由の一つである。
総合コンサルのポジティブな評判
一方で、総合コンサルファームは魅力的な選択肢であると言える。
1. まだまだ優秀な人材が多い
採用規模の拡大に伴い人材の質が低下しているとは言え、総合コンサルファームにまだまだ優秀な人材が多いのもまた事実である。
採用ハードルがこれまでよりも下がっている今は、そうした優秀な人材と一緒に働き自身のスキルセットを向上させる大きなチャンスと言える。
2. コンサル業界内での影響力が拡大
採用規模の拡大の背景には業績の拡大がある。
また、サービスラインの拡充に伴いよりクライアントに入り込むことで、対他コンサルファームにおいて競争優位性を拡大している。
少し前の話にはなるが、DeloitteによるMonitor Groupの買収、PwCによるStrategy&(旧ブーズ・アンド・カンパニー)の買収など、総合コンサルファームが戦略コンサルファームを買収するといった事例も出てきている。
また、アクセンチュアやDeloitteは最先端な取り組みを行っており、コンサル業界の中でも一目置かれて戦略ファームでもベンチマークしているファームも存在する。そうした業界内での影響力を拡大している点も、総合系コンサルファームの魅力である。
3. 取扱いテーマが幅広いが故にキャリアチェンジが可能
前述の通り、総合コンサルファームは多種多様な案件を取り扱っている。
そのため、現在のキャリアに行き止まりを感じた場合などは、転職活動を行わずしてファーム内でキャリアチェンジを行うことができる。
仮に、キャリアチェンジした先が想定と違った場合は、再度元の場所に戻るといったことも簡単に可能であり、ファーム内でのキャリアチェンジだからこその魅力である。
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
会社名 | 株式会社Flow Group |
会社HP | https://consul-career.com/corp/ |
所在地 | 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F |
法人番号 | 5011001129632 |
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 | 13ーユー315272 |
適格請求書事業者登録番号 | T5011001129632 |