船井総研の年収は低いという噂は本当か?リアルな実態を徹底解説

「低い」と噂される船井総研の年収事情について、現役・元船井総研社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。

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船井総研の平均年収推移

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上記は船井総研の直近5年間の年収である。船井総研では、直近5年で650~700万円の間で変動はあるものの、5年間で見ると平均年収は微減となっている。また他コンサルファームと比較しても、例えば日系総合ファームであるベイカレントの平均年収が1000万円を超えていることを踏まえると、船井総研の年収水準は低いと言える。

一方で、直近10年以上まで遡っても平均年収の増減がそこまで大きくなく、業績自体は安定していることもあり600万円台後半を常にキープしている。また船井総研の場合、年収において賞与の割合が多く、個人の成果次第で年収が大きく増減するため、若手でも成果次第では高い年収を狙うことができる。

平均年収の競合比較

以下は船井総研の平均年収を競合他社と比較したものである。

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平均年収が1000万円を超える野村総合研究所(NRI)や三菱総合研究所(MRI)と比較しても、船井総研は大きく差を付けられている状況である。特に野村総合研究所(NRI)と比較すると2倍近い差がついている。

成長環境や個人の裁量の大きさには評がある船井総研だが、年収の高さを軸に転職をするのであれば、あまり適しているとは言えない。逆に年収が最優先事項ではなく、個人の裁量などを重視する人であれば船井総研は魅力的な環境と言える。

船井総研の役職別・年齢別年収

船井総研の役職 年次(目安) 年収(目安)
アソシエイト 1~3年目 400~450万円
シニアアソシエイト 3~6年目 450~500万円
コンサルタント 5~7年目 500~600万円
チーフコンサルタント 6~10年目 600~750万円
リーダー 10年目~ 700~800万円
マネージャー 15年目~ 800~950万円
マネージングディレクター 実力による 950万円~

上記は船井総研の役職別・年次別の目安年収である。各役職で見ても船井総研はコンサル業界の中で年収水準は低いと言える。スタートこそ400万円となっているが、その後中々年収が上がりにくい構造となっている。

一般的にコンサルファームの場合一つ役職が上がる毎に年収は百万円単位で上がるが、船井総研の場合は数十万円程度のUPに留まっている。実際、シニアアソシエイトで450~500万円、コンサルタントで500~600万円という水準になっている。

船井総研では標準的なスピードだと30歳を超えるころにチームコンサルタントになるようだが、年収水準としては600~750万円となっている。一方で、船井総研は実力主義を反映した評価制度であるため、上記の「年次(目安)」に関わらず「社内のエース級人材はかなり早いスピードで昇進している」(現役社員)とのことであった。

船井総研の入社後の待遇・福利厚生

船井総研は日系企業でありコンサル業界で比較しても外資系コンサルファームよりも福利厚生の水準は高いと言える。主な福利厚生としては、以下の項目が上げられる。

  • 社会保険完備
  • 時差出社制度
  • 各種休暇制度
  • 結婚・出産祝い金
  • お悔やみ見舞金
  • 各種研修・教育制度
  • 社宅制度
  • ホームヘルパー制度

    船井総研は基本的な福利厚生に加えて、ホームヘルパー制度や産休、育休など社員が仕事に集中できるよう家族へのケアも手厚いという特徴がある。また研修制度も充実しており、新入社員研修はもちろんのこと、マネジメント研修や社員全体研修など役職が上がるにつれ、その年次に合った研修が設定されている。

    そのため各社員が自分のステージに合わせて適切な研修を受けることができ、さらなるスキルアップや適切な部下の育成を行うことができる。実際現役社員からも「特に研修制度は他社と比較しても充実している」との声が挙がっていた。

    船井総研の年収に関する口コミ

    現役・元船井総研社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

    ▼船井総研の年収におけるポジティブな口コミ

    評価制度が実力主義なので自分次第で年収を上げることができます。同期の中には20代で1000万円弱の年収の人もいるため、自分の頑張り次第で上を目指せます。

    個人粗利が評価の基本となっているため評価制度がわかりやすいです。年収を上げる=個人粗利を上げることに繋がるため成果がそのまま年収に反映されます。

    1年目は残業禁止なのに固定残業代が支払われています。そのため全体的な稼働を考えると、1年目が最も効率よく稼げていると思います。

    船井総研は大手企業ではなく中小企業をクライアントとしており、若手でも"自分のクライアント"を持つため「直近3年間の粗利」で評価するという定量評価が導入できている。若手から定量評価を導入できているコンサルファームはほとんどなく、透明性が高いという点で満足の声が多い。

    基本的に実力主義でありなおかつ粗利ベースで年収が決まるため、なぜ自分がこの年収なのか多くの社員が納得している。また見込み残業代が予め含まれていることから、月収ベースが高く毎月安定して多くの収入が得られることに関しての好評価も多い。

    ▼船井総研の年収におけるネガティブな口コミ

    新卒2年目で年収350万円は低すぎます。他のコンサルファームの同期でも1年目で500万円近く貰っている人もいるので、そもそもの水準が低いと思います。

    粗利ベースでの年収査定ですが上げている粗利を考慮すると年収が低いと思います。360度評価なども行われていますが、結局は粗利に依存した年収査定のためあまり変化がないです。

    1000万円の大台が見えないので船井総研で高額な年収を狙うのは難しいでしょう。経営陣でも1000万円に乗らない人もいるため、成長環境より年収を重要視するのであればあまり良い場所とは言えませんね。

    船井総研では基本的に年収水準の低さに対してのネガティブな声が大半を占めている。特に他ファームと比較して明確に低い水準や、10年勤務しても年収1000万円が見えてこないなどから、「年収を気にする人は船井総研に向いていない」(現役社員)という声も挙がっていた。

    船井総研への転職でおすすめのエージェント

    コンサル業界は特殊な選考を行うことで有名であり、徹底的な対策が肝になる。そのため、コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

    具体的には、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

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    (総合コンサル転職者)
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    他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。

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