
総合商社と言えば、高給であり就職人気も高い国内トップクラスのエリート企業といっても過言ではない。
そんな総合商社からの転職が近年急増している。
総合商社からの転職先と実態
本記事では、実際に総合商社から転職した人のインタビューを交えながら、総合商社からの転職の実態や具体的な転職先について紹介する。
総合商社からの転職を少しでも考えている人には、金融やコンサル、IT業界などのハイクラス転職に圧倒的に強みを持つコトラに必ず登録すべきである。には必ず登録すべきである。
詳細は以下の記事をご覧いただきたい。
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Contents
王者・三菱商事での出来事
三菱商事は2009年度以降、「組織の健康診断」の一環として社員向けアンケート調査を定期的に実施している。
今回の調査を実施したのは昨年8月。この結果、「経営方針・戦略の納得度」「全社・グループ経営への信頼感」「変化に対応した効率的な組織運営」「生産性の向上」「新人事制度」の項目について、過去の調査と比べて社員の否定的意見が増加したのだという。
(中略)
三菱商事のある社員は吐き捨てるように言う。「調査には自由筆記欄もあり、経営方針や人事に対する不満が噴出したようだ。社員のモチベーションは明らかに低下している。風土改革タスクフォースを設置するとは前代未聞のことだが、具体的な活動内容は不明のまま。社員にたまった不満のガス抜きにもならない」。
2020年9月にダイヤモンドが「三菱商事社長から全社員への「釈明メール」独自入手、軋むエリート集団」と題する記事を公開した。
三菱商事の社員が会社に対して不満を抱えており、会社としてかなりの危機感を覚えているということである。
近年総合商社からの転職が急増していたが、これからもさらに加速して転職が増えても決して不思議ではない。
不満を持つ総合商社社員はどこに転職しているのか?
では、総合商社からの転職先としてはどのようなところがあるのだろうか。
ハイキャリア.com運営メンバーの知人や、筆者の知人の転職エージェントからの情報(N=40)だと、7割の人が「コンサル」「スタートアップ/ベンチャー」に転職している。
中でも4割を占める「コンサル」は戦略コンサルから総合コンサル、ブティックファームまで様々なファームに転職している。
また、3割を占める「スタートアップ/ベンチャー」では、設立して間もないアーリーステージの企業から、資金調達を順調に実施していて更なる成長を目指しているシリーズA~B、上場を見据えているシリーズC~Dまで存在した。
但し、アーリーステージ~シリーズBまではほぼ間違いなく年収が減少しての転職となっているようだ。
一方で、シリーズC~Dであれば中には年収維持での転職という人も存在した。
そのほか、決して数は多くないが「PEファンド」や「起業/独立」という人もいる。
「その他」の15%には、大手事業会社やメガベンチャー、家業を継ぐといった人が含まれる。
総合商社からの転職経験者の生の声
ここからは実際に総合商社から転職した2名の方に、その実態をインタビューした内容をご紹介する。
- Aさん:総合商社に4年勤務した後にコンサルに転職
- Bさん:総合商社に6年勤務した後にスタートアップに転職
総合商社からの転職のきっかけ

就活時代は外銀やコンサル同様に自分のことを「勝ち組」だと思っていたのですが、3-4年経って外銀やコンサルに行った友人と話していると何もかも違うなと痛感したことが大きなきっかけです。

給与もよく、優秀な人もたくさん多いですし、育成に対するお金の掛け方もすごいです。
しかし、致命的なのが仕事が面白くないということです。
大きな仕事をする分、歯車にならなければいけないですし、商社に入る前にいろいろな達成感を得てきた人からすると決して楽しい環境ではないと思います。
転職までで不安だったこと

そもそも転職ってまず何をすればいいのか?エージェントは無料で相談できるのか?という状態だったので。(笑)
現状に対する危機感が大きかったので、商社という環境を捨てることに対する不安はありませんでした。

また、実際にエージェントと話てみると、自分が思う市場価値と実際の市場価値にギャップがあり、転職してやっていけるのかと不安になりました。(笑)
転職で大変だったこと

就活もうまくいき、商社時代も仕事でうまくいかないという経験もそこまでなかったので、ここまで何もかもうまくいかないということで相当落ち込みました。
あとは、正直「総合商社出身だからそれなりに高く評価されるはず」と期待していた部分もあったのですが、そんなことは全くなかったです。(笑)

ある程度将来を約束された総合商社から先の見えないスタートアップへ転職するとなると、当然家族は心配になるので当然説得や説明は必要になります。
しかし、自分が持つ人生における危機感というのを、総合商社を手放しにすごいと思っている人たちに分かってもらうのは大変でした。
実際に転職して思うこと

一方でコンサルでは自分次第でアウトプットが大きく変わってきて、その分個人に対する責任も大きいです。
なので、楽しいと感じる一方で、自分の力不足を毎日これでもかというくらい痛感していますし、プレッシャーの大きさも段違いで感じています。

高給で社会的評価も高く、優秀な人も多いですし、人材育成にすごくお金を掛けてくれます。
だからこそ全員に転職をおすすめできるわけではありません。
ただ、今の仕事に不満があるなら真剣に転職を考えた方がいいというのは強く思います。
仕事に不満を持っていて、その後総合商社にいてその不満が消えたという人を見たことがないので。
転職してみて商社マンに伝えたい事

ですが、明確なスキルが付きにくい商社マンの市場価値が一番高いの入社数年目までということは転職活動を通じて痛感しました。
入社数年目までであれば「ポテンシャルの高い若手」として評価してもらえます。
その後は「ただの高給取り」として市場価値は下がり続け、選択肢は減っていきます。
なので、そこまで転職に本気でなくても、転職エージェントに登録して自分にはどのような求人があるか?自分はどの程度の市場価値か?とうのを確認しておくというのは、キャリアを考える上で有用だと思います。
総合商社からの転職で後悔する人も
今回インタビューに応じて頂いた2名は、どちらも総合商社から転職して全く後悔はないということであった。
一方で、総合商社からの転職というのが全てハッピーというわけではなく、後悔するという人も後を絶たないという現実もある。
特にBさんが言っていた点はぜひとも胸に留めておきたい。
改めて、商社は魅力的な環境だと痛感しています。
高給で社会的評価も高く、優秀な人も多いですし、人材育成にすごくお金を掛けてくれます。
だからこそ全員に転職をおすすめできるわけではありません。
数年も働くと徐々に仕事に慣れてきて刺激が足りなくなり、どうしても隣の芝は青く見えるものである。
転職で後悔している人の特徴は、そのような時に慎重に求人やキャリアプランを精査せずに「とりあえず」転職してしまうことだ。
これもBさんが言っていたことだが、転職の本気度がそこまで高くなくても転職エージェントに登録して、
- 今自分にどんな求人があるのか?
- 自分の市場価値はどの程度なのか?
- よりキャリアアップするためにはどんな経験/スキルを身に付けるべきか?
ということを確認しておくことで、総合商社からの転職で後悔することを減らすことができる。
総合商社からの転職を検討するなら"絶対に"やるべきこと
総合商社出身者というのは評価が分かれる。
総合商社特有のスキルや経験しかないと力を入れて支援してくれないエージェントもいれば、総合商社出身者のポテンシャルを信じて手厚く支援してくれるエージェントも存在する。
また、エージェントによって持っている求人が大きく異なる点も注意しなければいけない点である。
そこで重要なのが、総合商社出身者の転職支援実績が豊富で、企業から信頼を獲得して魅力的な求人を持つエージェント選びである。
具体的には、コンサルや金融、IT業界のハイクラス転職に強みを持つエージェントであるコトラには必ず登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
コトラはハイクラス人材からの評判が高く、数々のブランド評価でNo.1を獲得していることでも知られているエージェントである。
エージェントの方が非常に優秀で、実際に筆者はハイキャリア.com運営メンバーや知人にも、まずはコトラを紹介している。
コンサルやスタートアップ、PEファンドなどを目指すのであればまず登録して間違いないエージェントである。
複数の知人がコトラさん経由で転職していて評判も良かったので迷わずコトラさんに登録しました。
「実績が多い」「アドバイスの質が高い」という点で本当におすすめです。
ネットや書籍にはな業界の生々しい情報や、最新トレンドについても教えてもらえました。
また提示してもらった求人も他社よりも条件が良く、コトラさんにして本当によかったです。
もし正しいエージェントを選べない場合は、ハズレのポジションに押し込められたり、自分を安売りしてしまう可能性がある。
実際に筆者の総合商社出身者の知人も非常に優秀だったのにも関わらず、エージェント選びを疎かにした結果、不適切なポジション&前職よりも低い給与水準で転職して不満をため込んでいる。(なお、彼は2回目の転職に踏み切れず未だに不満をため込んでいる)
詳細は以下の実際に総合商社から転職を成功させた筆者や、総合商社時代の同僚の実際の経験を基にした本当におすすめできるエージェントを参考にしていただきたい。
総合商社からの転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
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ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。