日本初の保険会社として長い歴史を持つ東京海上は、保険業界でも人気の企業で毎年様々な業界から転職を目指す人が応募をしている。
本記事では実際の東京海上社員のリアルな声をもとに、会社の実態や年収、評判などを解説していく。
東京海上への転職情報を徹底解説
東京海上への転職を目指すのであれば、国内最大級の転職エージェントであるリクルートエージェントをおすすめしたい。
そのほかに本当におすすめできるエージェントについては以下の記事をご覧いただきたい。
転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
Contents
東京海上の年収
上記は東京海上の年齢別の目安年収である。
東京海上は日本でもトップクラスの高年収企業(平均年収は1245万円)であり、早ければ30歳手前で年収1000万円に到達する。
ただし、"早ければ"というのがポイントであり、年功序列で順調に年収が上がっていく制度ではなく、あくまで評価によって年収は変わってくる。
一方で、評価は実力や実績よりも「『上司に気に入られるか』が重要」(現役東京海上社員)という声もあり、東京海上でより高い年収を得ていくためには相応の政治力も求められるようだ。
とは言え、外資系企業のように高い評価の人とそうでない人で年収差が100万円単位で出ることはなく、東京海上では仮に評価が低くても高い年収を得られることは間違いない。
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東京海上の中途採用情報/求める人材
東京海上の中途採用では「グローバルコース」と「エリアコース」の2通りの募集要項が展開されている。
2つのコースの違いは基本的に転勤の有無だけであり、その他で大きな違いは特にない。
業務内容は保険の営業や、損害サービスに係ること全般の対応である。
東京海上にはジョブローテーション制度があるので、将来的に営業以外にも商品開発や営業支援、資産運用、情報システムなどのポジションに移ることも可能だ。
東京海上の中途採用では職種業種不問で多くの応募を歓迎しており、経験やスキル以上に「人柄」をより重要視する傾向がある。
求める人材としては、「能動的に挑戦し続け、周りと協力できる人材」を理想としているという。
そのため前職でチームリーダーとしてメンバーを引っ張っていったり、大きなプロジェクトを周りのメンバーと協力して行った経験などは中途面接の際に強みになるだろう。
実際に東京海上に転職を成功させた人としては、同じ金融業界である「信託銀行」や、全くの他業界である「情報通信会社」「大手IT企業」などの職歴を持つ人が存在するとのことである。
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東京海上のリアルな口コミ・評判
実際に東京海上に勤める方々からのリアルな評判をご紹介する。
東京海上の評判はポジティブ/ネガティブできれいに二分化された。
▼東京海上の良い評判まとめ
- 福利厚生が非常に充実して手当なども多い
- 業績がしっかりと年収に反映されるため、モチベーションにつながる
やはり東京海上のポジティブな評判として待遇面の良さという点が目立った。
実際に、福利厚生が非常に充実しており、長期的に安心して会社に勤めることができるという声が多かった。
また業績がしっかりと年収に給与に反映される面もポジティブな評判が多かった。
▼東京海上の悪い評判まとめ
- 社外で通じるスキルが身につかない
- 実力ではなく社内政治力で評価される傾向がある
一方で、東京海上のネガティブな評判としては「市場価値に対する不安」が多く目立った。
実際「知識ばかりが増えるだけでビジネスパーソンとしての成長を感じない」「東京海上出身者は社外で活躍できないとの声も聞く」という声がインタビューの中でも多数聞かれた。
また、前述の通り評価は実力や実績よりも「『上司に気に入られるか』が重要」(現役東京海上社員)という声もあり、東京海上でより高い年収を得ていくためには相応の政治力も求められる点もネガティブな評判として挙がっていた。
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東京海上の激務の実態
結論から言うと、東京海上は激務ではないと言える。
- 残業は平均して月に約30時間ほど
- 2019年より年に5日間の有給休暇の取得を義務化している
東京海上に勤める筆者の知人曰く、残業は平均して月に約30時間ほど発生しているようだ。
業務が立て込んだ時などは帰る時間が遅くなることはあるものの激務という水準ではなく、またしっかりと残業代の支払いが行われているため、サービス残業などは基本的には発生しない。
また、東京海上では2019年より年に5日間の有給休暇の取得を義務化され、住宅手当や家族手当、産休、育休など、家庭を持っている社員に対する福利厚生が充実していることも大きな魅力であり、長く勤務できる制度体制は整っている。
東京海上は総合的に激務とはほど遠い非常にホワイトな環境である一方で、ガツガツ働きたい、早いスピードで成長したいという人にとっては少し物足りない環境である。
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東京海上の中途選考・面接
東京海上の中途面接は以下の順番で実施される。
- 書類選考
- 一次面接(web)
- 二次面接(web)
- 適性検査
- 最終面接(原則東京本社)
東京海上の中途面接では、人物像やポテンシャルを見極める質問が多いのが特徴である。
基本的な志望動機や、転職理由、前職の経験などに加え以下のような質問がされるケースが多い。
- 親友と呼べる友人は何人いますか?
- 親友の定義は何ですか?
- 親とは良好な関係を築けていますか?
- 人生のターニングポイントは何ですか?
- 弱点と強みは何ですか?
中途採用においてここまで人物像にフォーカスして面接を行う企業は少なく、東京海上の大きな特徴であるとともに、東京海上がいかに人材を大切にしているかが分かる例である。
対策としては、事前に自分年表を作った上で幼少期から今まで人生で何があったか、何を学んだか、どんな変化があったかなどを一度書き出して整理することが有用である。
逆に、ここまで徹底的に対策しないと人物像にフォーカスする東京海上の中途面接を乗り越えることはできない。
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東京海上の企業情報
東京海上は1879年(明治12年)に設立された日本で最初の保険会社であり、東京千代田区に本社を構える他に、国内に19の関連子会社と17ヶ国に事業所を抱えている超巨大企業だ。
毎年保険会社の信用度ランキングや売り上げランキングなどの上位に名を連ねる東京海上は、大きく「国内損害保険事業」「国内生命保険事業」「海外保険事業」の3つの事業を展開している。
上記のセグメント別利益を見ても分かる通り、東京海上ではグローバル化が進んでおり、「海外保険事業」がもっとも利益割合が多い事業となっている。
実際、IR資料においても「グローバルな保険会社」になることを掲げており、海外企業の買収や出資、提携を積極的に行っている。
また、中期経営計画でも「海外保険事業」の強化が掲げられており、海外での大型M&Aやコーポレート機能のグローバル化、グローバルベースでの人材活用といった施策を行っていく方針である。
一方の「国内損害保険事業」は国内シェアNo. 1、「国内生命保険事業」は国内シェアNo. 6という、国内でも高いプレゼンスを発揮している。
東京海上への転職でおすすめのエージェント
ここまで解説した通り東京海上は未経験でも挑戦することができ、かつ年収水準も非常に高いため、採用倍率は非常に高い。
また前述の通り、東京海上では人物像にフォーカスした独特の面接を行うため、徹底的な対策が必須となる。
そのため、必ずハイクラス転職に実績を持つエージェントに登録し、対策に向けたサポートを行ってもらう必要がある。
ハイクラス転職に実績を持つエージェントであれば、難易度が高い企業の選考対策を行うことができる。
体的には、業界最大手エージェントであるリクルートエージェントに必ず登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
リクルートエージェントは言わずと知れた国内最大の転職エージェントである。
求人数/幅では国内敵なしの状態であり、また担当エージェントの質の高さにも定評がある。
複数の同僚がコトラさん経由で転職していたので迷わずコトラさんに登録しました。
やはり実績が多く、かつ求人やアドバイスの質が高くて周囲にもおすすめしているエージェントです。
業界の生々しい情報や、最新トレンドについても教えてもらえました。
他社では教えてもらえない情報を提供してくれるのでよりイメージをもって転職活動を進めることができました。
その他にハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできる転職エージェントを以下にまとめているため参考にしていただきたい。
転職でキャリアを築くことに本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事は転職でキャリアを築くことに本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。