フリーランスエンジニアの末路は悲惨?「やめとけ」と言われる理由やリアルな実態とは

エンジニア職においてもフリーランスとして独立するという働き方が浸透してきた。一方で「フリーランスエンジニアはやめとけ」という人も一定数存在する。

本記事では、「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる理由を整理した上で、リアルな末路や実態について解説していく。

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フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由

「フリーランスエンジニアはやめとけ」と主張する人は一定数存在する。彼ら/彼女らの意見をまとめると以下の7つの理由に集約することができる。

1. 収入が安定しない

サラリーマンは最強の安定を誇る。特に大企業ともなると多少事業が傾いたとしても内部留保もあれば、銀行から多額の借り入れもできるため、社員が路頭に迷うということはまぁ起きない。

一方でフリーランスエンジニアとして独立するとその安定性は無になり、常に仕事を獲得し続けないと数カ月後に路頭に迷う可能性もある。

これが「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる最も大きな理由である。

2. 景気変動をもろに受ける

上記のやめとけと言われる理由にも被るが、フリーランスエンジニアというのは企業からすると"外注先"である。

正社員は簡単に切ることができないので、景気が悪化するとまず最初にメスを入れるのが外注先の削減である。

こうした景気変動をもろに受けるため、やめとけと言われることも多い。

3. 社会的信用がない

フリーランスエンジニアとして独立すると、社会的信用は一気になくなる。これはスキルの高低などは一切関係なく、単なる所属先の問題である。

どれだけ腕に自信があっても、住宅ローンが組めないだけでなく、クレジットカードさえ作れなくなる。

社会的信用がある時はその恩恵を感じにくいが、いざなくなるとかなり不自由に感じる瞬間も多く、やめとけと言われる理由でもある。

4. 成長が止まる(スキルの切り売りになる)

フリーランスエンジニアは「育ててもらう」「機会をもらう」という立場ではなく、常にクライアントが満足するアウトプットを出すことが求められる。

そのため、「この領域は苦手だけどチャレンジしてみよう」「この領域は未経験だけど自分の成長のためにやってみよう」という選択肢はなく、自分が得意なこと・経験してきたことで勝負する必要がある。

その結果として成長が止まってしまうので、フリーエンジニアはやめとけと言う人は多い。

5. 営業や雑務を1人でやる必要がある

会社に属している時は営業部門やバックオフィス部門があるため、エンジニアワークに集中することができる。

一方でフリーランスエンジニアとして独立すると、営業や雑務を一手に引き受ける必要がある。

独立して時間が増えるわけではないので、営業や雑務に時間を使えば当然エンジニアワークに使う時間が減ることになるため、やめとけを言う人が一定数存在する。

6. 50代以降仕事がグッとなくなる

エンジニアに限らず、どの職種においても年齢の上昇に伴いプレーヤーとして手を動かすことではなく、マネジメントしていくことを求められる。

しかしフリーランスにチームをマネジメントしてもらうことのハードルは高く、どうしてもプレーヤーとしての発注が多くなる。

一方で、プレーヤーとして発注する場合、50代に入ってくると発注者よりも年齢が高くなり、発注しづらいという力学も働いてくる。

その結果として50代以降に仕事がグッと減るため、長期戦略なくしてフリーランスエンジニアとして独立するのはやめとけと言われている。

7. 孤独

短期間であればそこまで気にならないかもしれないが、長期間チームを持たずに個人で働き続けるというのはやはり孤独である。

チームで酸いも甘いも経験して、それらを共有できるという充実感をフリーランスでは中々味わうことができない。

とくに過去の同僚が自分のチームを持つ年齢に差し掛かると、急激に「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われるようになる。

「フリーランスエンジニアはやめとけ」の実態

上記では「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる代表的な理由をご紹介した。

ここではそれぞれのリアルな実態についてご紹介していく。

  1. 収入が安定しない
  2. 景気変動をもろに受ける
  3. 社会的信用がない
  4. 成長が止まる(スキルの切り売りになる)
  5. 営業や雑務を1人でやる必要がある
  6. 50代以降仕事がグッとなくなる
  7. 孤独

まず上記7つのうち、「②景気変動をもろに受ける」「③社会的信用がない」「⑥50代以降仕事がグッとなくなる」「⑦孤独」の4つは事実である。

一方で、「①収入が安定しない」「④成長が止まる(=スキルの切り売り)」「⑤営業や雑務を1人でやる必要がある」という3点については、少し実態と異なるという感覚を持っている。

サラリーマンほどの安定性はなくてもその分高収入

まず、やめとけと言われる理由の1つである「①収入が安定しない」についてだが、たしかにサラリーマンと比較すると決して安定的とは言えない。

しかし、サラリーマン時よりも収入が1.5~2.0倍程度増えることを考えるとキャッシュフローの安定性は正直そこまで変わらないというのが実態である。

例えば、サラリーマンの場合だと毎月40万円得られるが、フリーランスエンジニアだと毎月80万円得られるため、仮に数ヶ月収入が途絶えても、トータルのキャッシュはフリーランスエンジニアのほうが高くなるのだ。

スキルの切り売りとフリーランスかどうかは関係ない

次にやめとけと言われる理由として「④成長が止まる(=スキルの切り売り)」がある。

これはフリーランスかサラリーマンかはあまり関係がなく、クライアントあるいは会社から何を求められているかで変わってくる。

サラリーマンでもこれまでの経験を活かして組織に還元して欲しいという期待があれば当然スキルの切り売りになる。

逆にフリーランスでも経験がない領域でも別領域の知見を活かして頑張ってほしいという期待レベルであればスキルの切り売りにはならないというのが実態である。

エンジニアワークに注力できる環境が整っている

最後にやめとけと言われる理由として「⑤営業や雑務を1人でやる必要がある」がある。

一昔前まではたしかにこれは正しかった。しかし、現在はテックビズフリーランスなどのフリーランスエンジニアエージェントが存在し、彼らが案件獲得・紹介~一部雑務の対応まで担当してくれる。

極端な話、フリーランスエンジニアエージェントにメール1本打てばすぐに仕事を紹介してもらえる。ぜひ以下の記事を参考にしていただきたい。

フリーランスエンジニアのリアルな後悔

上記では「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われる理由をご紹介したが、正直「フリーランスエンジニアを傍から見ている人」の意見も含まれている。また、少し一般論になってしまっていることも否めない。

ここでは、実際にフリーランスエンジニアとして独立経験のある方々の"リアル"な後悔についてご紹介する。

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Aさん
唯一の後悔は「優秀な同僚から盗める機会がなくなったこと」ですかね。フリーランスになると外部の人間なので、社内知見を共有してもらえることもほとんどないですし、リモート的な働き方も多いので。

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Bさん
「未経験のテーマだとエントリーしづらい」という点が後悔としてあります。エントリーできないことはないのですが、やはり未経験だと単価が下がる=収入が下がるので中々手が出しづらいです。逆にサラリーマンの時は未経験の領域でも給与が下がることがないので、今となっては羨ましいです。

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Cさん
後悔としては「最新の知見が手に入れづらくなったこと」です。やはりテクノロジー領域は情報のアップデートスピードが早いので、それを個人で拾いにいくのは大変ですね。

▼おすすめのフリーランスエンジニアエージェント

戦略のないフリーランスエンジニアの末路

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由の中でも、特に「⑥50代以降仕事がグッとなくなる」という点については気をつけて戦略を考えておく必要がある。

実際、この点を深く考えずにフリーランスエンジニアになってしまうと、悲惨な末路が待っている。

やはりどうしても50代以降になると仕事はなくなるため、その前提を踏まえた準備が必須と言える。

具体的には以下のような選択肢が考えられる。

  • 専門領域を築き、エンジニアとして食べていくための「専門資産」を築いておく
  • 仕事が減っても生活に困らないように「金融資産」を築いておく
  • 副業としてサイドビジネスを立ち上げる、自社事業を立ち上げるなど「ビジネス資産」を築いておく

まず「専門資産」については、特定の業種や言語、プロダクトに強いという専門領域を築き、年齢が上がっても仕事を取れるような状況を作っておくことである。

残りの2つの選択肢は「エンジニア」という職業からの脱却的な意味合いが強く、「専門資産」を築くということが50代以降もエンジニアとして悲惨な末路を避けて安定的に食べていくための唯一の方向性と言える。

次の「金融資産」については、フリーランスエンジニアとして高収入であるというメリットを活かすパターンである。

40代で独立する場合は難しいが20代~30代前半であれば、高収入×節制によりキャッシュフローを作り、それを金融資産や不動産への種銭として使うというやり方である。独立して高収入になっても決して無駄遣いせずに堅実にやりくりすれば、10数年~20年あればそれなりの資産を築くことができる。

最後お「ビジネス資産」については、エンジニア以外の収入源を築くというものである。1人でサイドビジネスを立ち上げたり、会社を設立して自社事業を行う(人を雇って受託をやるという選択肢もある)といったやり方がある。

上記のような戦略なくしてフリーランスエンジニアとして独立してしまうと、50代以降で悲惨な末路が待っているため、ぜひ気をつけていただきたい。

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独立するなら絶対にやるべきこと

フリーランスエンジニアとして独立するのであれば、案件獲得・紹介~一部雑務の対応まで担当してくれるフリーランスエンジニアエージェントに必ず登録すべきである。

やめとけと言うほとんどの人が、このフリーランスエンジニアエージェントの存在を知らないか、彼らのサービス内容を知らない。

一方で、一言でフリーランスエンジニアエージェントと言っても、各社で強みを持つ領域も異なれば対象となるユーザーも異なる。

そのため各エージェントの特徴を理解した上で、それぞれの良いところ取りをできるように、絶対にやるべきことは少なくとも2-3社のエージェントに登録しておくことである。

実際に、筆者の知人で安定的に稼ぎ続けている人は必ず2-3社のエージェントに登録している。逆に1社にしか登録してない知人の多くが、自分の望むタイミングで案件を紹介してもらえない人も存在する。

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フリーランスによくある後悔については、こちらの記事で詳しく解説されているので合わせてご確認いただきたい。

参考:フリーランスによくある後悔を知りたい!悲惨な末路を回避する方法も解説!| Relance

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