大企業として資本を活用しながら、スケールの大きな事業にチャレンジしていく総合商社は、ポストコンサルキャリアとして人気が高い選択肢の一つである。
本記事は、コンサルファームからそんな総合商社に転職された現役総合商社社員にインタビューを行い、リアルな実態に迫った。
コンサルから総合商社への転職者インタビュー
ポストコンサル転職を考えている人は、ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングに必ず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
ポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
Contents
コンサルから総合商社への転職理由
▼この章のサマリ
- ハードワークで体調を崩すこともあり、結婚を機に転職を検討
- 総合商社は「高給」であり、「スケールの大きな案件に中長期的に関与できる」という理由で志望
社員
その中で、最も多く経験したのがM&Aの実行支援で、合計5年半在籍した後に、総合商社に転職しました。
社員
それでも回復してはハードワークをしてといった働き方を繰り返していたのですが、結婚を機に働き方を変えるべきだと考え、キャリアチェンジを考え始めました。
社員
②スケールの大きな投資案件に中長期的に関与できること
の2点が総合商社を選んだ理由です。
社員
もともと体調面の問題がキャリアチェンジの起点となっているので、この点が非常に大きかったです。
とは言え、給与水準は落としたくなかったのですが、総合商社であればコンサル時代と同等、又はそれ以上にもらえる可能性があったため大きな魅力でした。
社員
M&Aは相手ありきなので当然様々な事情でストップします。
そうなると外部アドバイザーであるコンサルはそれ以上関与することはできません。
また無事に買収や出資が実現できても、その後の投資結果を追って然るべきアクションを取ることもできません。
その点総合商社であれば投資の当事者であるので、社会的に影響度が大きな投資案件に対して中長期的に関与できます。
総合商社への転職前にコンサルで学んだこと
▼この章のサマリ
- 「調査スキル」「ドキュメンテーション」「財務・会計知識」は大きな武器
総合商社で働いて感じた「コンサルで学べたこと」について教えてください。
社員
の3点はコンサルファームで培って、総合商社で活用できている点です。
社員
その調査ではファクトだけでなく、そこから読み取れる戦略的な意図や、今後起こりうるシナリオなどを紐解くことも求められます。
こうした調査スキルというのはコンサルのジュニア時代に嫌というほど叩き込まれているので、新卒で総合商社に入社した人たちよりも一個抜けているなという感覚を持っています。
社員
そうした時に、第三者からも分かりやすい資料というのが大きな力を持ちますが、新卒で総合商社に入社した人たちは、決してドキュメンテーション(特にパワポ)ができるわけではないので、その部分で大きな価値を感じてもらえています。
社員
もちろん総合商社で長らく投資を担当してきた方には及びませんが、スタートから共通言語で会話できている点は他業界からの転職者にはない点だと、評価してもらえています。
総合商社への転職前にコンサルでは学べなかったこと
▼この章のサマリ
- 「マルチタスクの管理」「根回し力」「人としての盛り上げ力」はコンサルで学べなかった
社員
の3点はコンサルでは学べませんでした。
社員
それが面白いところではある一方、コンサル時代は基本的に1人1案件だったため、濃淡の付け方や優先順位の付け方は現在苦労しながら試行錯誤しています。
文字にすると簡単に聞こえますが、常に担当案件のことを考えることが習慣付いているコンサルタントにとって、複数案件のことを考えなければならないとなると、脳の使い方が大きく変わってくるので、大変な部分ではあります。
社員
もちろんコンサル時代もクライアントが経営層に提案する際などは根回しも含めてサポートしていたつもりですが、サポートするのと実際に行うのとでは大きく違います。
こうした根回し力というのは決して「できたら尚良い」という能力ではなく、「できて当たり前」の能力なので、コンサルからの転職だと苦労する点だと思います。
社員
それは時に飲み会であったり何かの催しであったりしますが、そういう機会に如何に目立てるかあるいはマイナスな印象を与えないように行動するというのはコンサルでは学べないところでした。
コンサルから商社への転職の実態
▼この章のサマリ
- 総合商社には幅広い投資案件があり、それらに中長期的に関与できること、またWLBを保ちながら高給を得られる魅力がある
- 一方で「投資管理業務」しか任されずにやりがいがない(=仕事がつまらなく)リスクもある
社員
そうした環境の中で、投資案件に最初から最後まで関与できるというのは非常に魅力的なキャリアかなと思います。
また入社動機でもある「ある程度バランスよく働きながら高給を得る」という点も満たせているので、それも良かった点です。
社員
現状は幸いにして案件組成に関与できていますが、確率の問題で近い将来に投資管理業務が主になってしまうリスクが高いなと考えています。
もちろん投資管理業務の方が楽ではありますが、面白みも学びもなくなると思うのでそうした状況が長く続くなら、このキャリアも考えものだなと思っています。
コンサルから総合商社への転職でおすすめのエージェント
今回はポストコンサルキャリアとして総合商社で活躍されている方にインタビューを行った。
コンサルティングファームで培ったスキルというのは、総合商社に限らず、多くの会社で重宝されるというのは多方面から聞こえてくる。
一方、一口にコンサル出身と言っても、経験したプロジェクトが異なれば専門性もスキルセットも大きく異なる。
エージェントによってはコンサルも多種多様ということを理解しておらず、的を外した求人を提案してくる人非常に多い。
そのため、コンサル業界知識やポストコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングに登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングは特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル/ポストコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
ポストコンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスさんはコンサルタントへの理解が深く、
話の理解も早く、紹介求人やアドバイスもとにかく的確でした。
アクシスさんだからこそポストコンサル転職のトレンドなどについて教えてもらうことができました。
こうした情報を知ってるか知らないかで転職活動が大きく変わってくるのでアクシスさんの大きな魅力です。
その他に筆者やハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできるエージェントを以下の記事にて紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。
筆者の2度のポストコンサル転職の経験を凝縮しているため、間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
そもそもポストコンサル転職の経験がない人が書いている記事も散見される。
上記の記事はポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。