コンサルからPEファンド転職の実態!インタビューと独自調査から徹底解説

ポストコンサルキャリアとして圧倒的な人気を誇るのがPEファンドである。

最近はPEファンドが採用規模を拡大していることもあり、ますますコンサルからPEファンドへの転職者が増えることも予測される。

本記事ではそんなコンサルからPEファンドへの転職の実態について、インタビューおよびデスクトップ調査した結果をご紹介する。

ポストコンサルでPEファンドへの転職を目指すのであれば、M&A業界転職支援数No.1の実績を誇るヤマトヒューマンキャピタルに必ず登録すべきである。

詳細については以下の記事をご覧いただきたい。

PEファンドにおけるコンサル出身者数調査

調査の前提

▼対象PEファンド

  • 国内に拠点を持つPEファンドのうち、HP上でメンバーの経歴が確認できる以下13のPEファンドを対象とした。
  • Bain Capital、CLSAキャピタルパートナーズ、JIS、KKR、MBK Partners、Mco、アイ・シグマ・キャピタル、アスパラントグループ、インテグラル、エンデバー・ユナイテッド、グロースポイント・エクイティ、刈田・アンド・カンパニー、日本みらいキャピタル

▼対象コンサルファーム

  • マッキンゼー、BCG、ベイン、ATカーニー、Strategy&、ADL、ローランドベルガー、アクセンチュア、デロイト、PwC、EY(※デロイト、PwC、EYについてはFASは除外)

▼調査時期

  • 2019年10月1日

▼その他

  • 複数のコンサルファームに在籍されていた方は、最後に所属していたファームを出身ファームとしてカウント
  • 各PEファンドにおける対象メンバーは、日本拠点に所属するメンバー(CEO、アドバイザー、監査役なども含む)
  • 資料中の「ファーム出身者率」は、分母を「HP上に経歴が公開されているメンバー全数」として算出
  • 組織再編などに伴うファーム名の改名があった場合は、現在のファーム名で集計

PEファンドへの転職が多いコンサルファーム

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対象PEファンドにおける出身コンサルファームのトップはBCGであり、2位のマッキンゼーとアクセンチュアよりも倍以上多い21名を輩出している。

MBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)としてコンサル業界に君臨する3社は、PEファンドへの輩出数が多い。

その一方で、総合ファームとして存在感を出しているアクセンチュアとデロイトもPEファンドへの輩出数で上位に食い込んできている。

対象PEファンドを絞っているとは言え、MBB以外の戦略ファーム出身者が少ないのは意外な結果であった。

以下はPEファンドへの転職者数が多いコンサルファーム上位5社の詳細である。

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コンサルからPEファンドへ転職する上では、難易度が高いモデリングおよびケーススタディを突破する必要がある。

そのため、必ずPEファンドへの転職支援実績が豊富なエージェントに登録することをおすすめしたい。

▼PEファンドへの転職でおすすめのエージェント

コンサル出身者が多いPEファンド

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PEファンドによってコンサル色の濃淡は大きく差があると言われているが、対象PEファンド間においてもその濃淡は大きく出た。

コンサル出身者率で見ると、最大では50%程度、最小では10%程度となっている。

特に対象PEファンドの中でコンサル出身者数が最も多いBain Capitalはコンサル出身者が18名も在籍しており、その比率は50%程度となっている。

一方で、コンサル色が弱く、金融色が強いファンドとなると、コンサル出身者の在籍者数は1-3名となっており、その比率も1-20%程度となっている。

以下はコンサルからの転職者数が多いPEファンド上位7社の詳細である。

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ただし、最近ではPEファンドも採用規模を拡大していることや、それに伴い採用人材属性を変化させていてるPEファンドも存在する。

そのため、必ずPEファンドへの転職支援実績が豊富なエージェントに登録して、最新の情報を仕入れることをおすすめしたい。

▼PEファンドへの転職でおすすめのエージェント

コンサルからPEファンド転職者のリアル

プロフィール/転職理由

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グレイヘア
PEファンドに転職されるまでのご経歴について教えてください。

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現役PE
社員
私は新卒で戦略系ファームに入社し、主に中期経営計画や事業戦略の策定、組織/人事制度の策定に従事しました。
5年間コンサルファームに在籍した後、日系のPEファンドに転職しました。

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グレイヘア
なぜコンサルからキャリアチェンジしようと考えたのでしょうか?

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現役PE
社員
5年間コンサルファームにいて、徐々に成長曲線が寝てきたことに危機感を持っていたのですが、その中で定期的にエージェントと会う中で紹介してもらったのがきっかけです。
コンサルから一歩踏み込んで、投資先に当事者として関与できる点が面白そうだなと感じましたし、給与面にも大きな魅力を感じました。

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グレイヘア
その中でなぜ現在の日系PEファンドを選んだのですか?

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現役PE
社員
正直、特に強い理由があって今のPEファンドを選んだわけではありません。
外資/内資問わず幅広く受けて内定を貰った中で、ポジションや給与などの条件が良かったPEファンドを選びました。

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グレイヘア
「ポジションの条件が良かった」という点について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
そもそもPEファンドからすればコンサルは異業種なので、ファンドの特色によってはコンサルの人はファーム時代のポジションよりも下がらざるを得なかったりします。
私のようにファームに5年もいると一定のポジションに付いているので、少し下がることならまだしも、大きく下がることは中々受け入れにくかったので、内定を貰った中でどのポジションでオファーが来ているかは比較しました。

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グレイヘア
「給与の条件が良かった」という点について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
コンサル業界と同様に、PEファンドにも"格"のようなものが存在します。
コンサル業界の場合は給与と"格"がある程度連動しているものの、PEファンドの場合は必ずしもそうではありません。
例えば、とあるトップクラスの外資PEは業界の中では給与が低いということで有名です。
そうした中で、私は給与を重視してさきほどのポジションと合わせてできるだけ良い条件のオファーを選びました。

PEファンドへの転職前にコンサルで学んだこと

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グレイヘア
コンサルを経てPEファンドを目指す方は多くいます。
PEファンドで働いて感じた「コンサルで学べたこと」について教えてください。

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現役PE
社員
①キャッチアップ力、②論点思考、③ドキュメンテーション
の3点はコンサルファームで培って、PEファンドで活用できています。

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グレイヘア
①キャッチアップ力について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
PEファンドのバリューアップチームでは、投資先の事業内容だけでなく経営全般について理解して打ち手を検討していく必要があります。
経営コンサルティングファームに在籍していたとは言え、経営全般についての知識や経験があるわけではありません。
なので、投資先の事業内容の理解はもちろん、投資先の経営状況についてキャッチアップしていくことが求められます。
未経験のことに対して短時間で効率的にキャッチアップする力はコンサル時代に鍛えているので、このキャッチアップ力は大いに活きています。

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グレイヘア
②論点思考について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
投資先のバリューアップをするといっても、1から100まで全て細かく見て施策を検討することはできませんし、それを実行してもらうこともできません。
そのため「解くべき問いは何か?」という論点思考が非常に重要になってきます。
これはコンサルのケースでも一緒で、気になったことを検討するのではなく、常に「解くべき問いは何か?」を意識してきたので、自然とこの論点思考が身に付いています。

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グレイヘア
③ドキュメンテーションについて詳しく教えてください。

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現役PE
社員
社内報告や各種施策を投資先に浸透する際など、ドキュメンテーションが必要になってきます。
PEファンドにいるメンバーは全員ドキュメンテーションの力が一定以上あるので、PEファンド内で差別化することはできませんが、対投資先という目線で見ると、コンサルで培ったドキュメンテーションというのは大いに活用できます。

PEファンドへの転職前にコンサルでは学べなかったこと

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グレイヘア
逆に「コンサルでは学べなかったこと」を教えてください。

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現役PE
社員
①経営全般に関する知識/経験、②財務/会計の知識、③マネジメント力
の3点はコンサルでは学べませんでした。

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グレイヘア
①経営全般に関する知識/経験について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
先ほどは経営全般に関する知識についてはキャッチアップ力でカバーすると言いましたが、それでもやはり『経験』を手に入れることはできません。
施策に落とし込む段階では、コンサルファームなどの専門家を活用するので、自分単独ですべての深い経験を持つ必要はありませんが、専門家に正しく発注して、出てきたアウトプットを正しく咀嚼できる程度の『経験』がないとかなり苦労します。
一方、コンサルファームでの経験は、例えば「事業戦略」などの一部機能に絞られてしまうので、経営全般に関する知識/経験という点は得られなかった点かなと思います。

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グレイヘア
②財務/会計の知識について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
コンサル時代は、PLだけでBSを見る機会がありませんでした。
ましてや、PLとBS、CFの繋がりも正確に理解していませんでした。
一方、PEファンドでは最低でも財務三表を繋ぐことが求められます。
そうした求められる最低限の知識が、コンサルの業務の中では身に付きませんでした。

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グレイヘア
マネジメント力について詳しく教えてください。

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現役PE
社員
投資先と言っても、外部者として扱われることがほとんどです。
また、投資先の人たちはコンサルファームのように画一的な人材ではなく、本当に多種多様です。
そうした人たちをしっかり動かして、検討した施策を実行してもらう必要があります。
マネジメントしやすい画一的な人材を相手にしてきたコンサル時代では、投資先の人たちを動かすようなマネジメント力は身に付かず、転職して一番苦労している点の一つです。

コンサルからPEファンドへの転職の実態

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グレイヘア
ポストコンサルとしてPEファンドに転職して良かった点を教えてください。

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現役PE
社員
何よりもコンサル時代よりもバランス良く働けている点が良かった点です。
自分たちが受注者ではなく発注者ということもあり、お客さんから無茶な期限の依頼というのがないので、しっかりスケジュールを組めば夜遅くまで働くこともそこまで多くありません。
給与も上がっているので、働く時間も短くなってコスパがかなり良化しています。

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グレイヘア
逆にポストコンサルキャリアとしてPEファンドに転職してイメージと違った点を教えてください。

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現役PE
社員
コンサル時代から良化したとは言え、決してホワイトではないのでPEファンドであまり長期的に働くイメージは持てません。
一方、まだまだ若い業界でPEファンド後のキャリアというのが見えづらい状況で、これから自分自身が手探りで探していく必要があるのかなと思っています。
また少し細かいですが、コンサルからPEファンドの転職だとポジションが下がることが多いため、例えばコンサルでは管理する側だったのに、管理される側になることで変なストレスが増えるという点もあります。

コンサルからPEファンドへの転職でおすすめのエージェント

PEファンドはポストコンサルキャリアとして非常に人気のキャリアである。

一方でPEファンドに関する転職情報はあまり幅広く公開されておらず、支援実績を持つエージェントも少ない。

またその選考プロセスも特殊であることから、PEファンドへの転職実績を持つエージェントを選ぶことが非常に重要になる。

具体的には、M&A業界転職支援数No.1の実績を誇るヤマトヒューマンキャピタルには必ず登録すべきである。

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おすすめ度:★★★★★

ヤマトヒューマンキャピタルはM&A業界に特化した転職エージェントで、PEファンドへの転職で重要となる専門的な支援を受けることができる。

実際、「業界求人カバー率」「未経験者の転職支援実績」がM&A業界においてNo.1となっている。

PEファンドへの転職を目指すのであれば、まず登録して間違いないエージェントであると言える。

※以下は公式サイトより抜粋

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Aさん
(コンサル⇒PEファンド)
ヤマトヒューマンキャピタルの情報網は桁違いだと思います。待遇面の調整を含め、転職に関わるあらゆることを粘り強くサポートしていただけたことにも、本当に感謝しています。

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Bさん
(メガバンク⇒PEファンド)
もともとファンド業界について詳しい知識を持ち合わせていたわけでありませんでした。その中で、いろいろなファンドの情報を教えていただけたことには本当に感謝しています。

上記でおすすめしている転職エージェントは、筆者の実体験だけでなく、コンサルキャリア運営メンバーやその知人の経験を凝縮しているため、間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

そもそもコンサルからPEファンドへの転職の経験がない人が書いている記事も散見される。

上記の記事はポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーの実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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