日本発のグローバルコンサルファームとして新卒・中途から高い人気を誇るのがアビームコンサルティングである。
本記事では現役・元アビームコンサルティング社員へのインタビューを踏まえてリアルな評判を徹底解説していく。
良い評判から「やばい」という評判まで忖度なく解説しているためぜひ参考にして頂きたい。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役アビームコンサルティング社員複数人にインタビューを行っている。
- アビームコンサルティングがやばいと言われる理由
- やばいと言われる理由の真相
- アビームコンサルティングの大量退職の実態
- 現役・元アビームコンサルティング社員によるリアルな評判
アビームコンサルティングを含むコンサルへの転職を目指す上では、おすすめのコンサル転職エージェントの記事を参考にして頂きたい。
Contents
アビームコンサルティングのやばい評判があがる理由
アビームコンサルティングは「やばい」と言われることも多く、ネット上で度々ネガティブな評判が上がっている。
実際「アビームコンサルティング やばい」というキーワードは月間1,300回も検索されている。
アビームコンサルティングのやばい評判があがる理由について、現役アビームコンサルティング社員複数人にインタビューを行った内容を踏まえて、徹底的に解説していく。
アビームコンサルティングがやばいと言われる主な理由は以下の通りである。
- 大量退職でやばい
- 専門スキルしか身につかなくてやばい
- 年収が低くてやばい
- クビにならないからやばい
- SAP事業が大きすぎてやばい
- 海外進出が進んでいなくてやばい
現役アビームコンサルティング社員の実体験に基づくリアルな評判を解説しているためぜひ参考にしていただきたい。
アビームコンサルティングは大量退職でやばい?
コンサルティング業界では、日系事業会社に比べ社員の流動性が高く、毎月のように大量採用、大量退職を繰り返しているといった話をよく耳にする。
アビームコンサルティングにおいても退職していく人は多いようだが、同社が日系企業であることからMBB※1やBig4などの外資系コンサルティングファームに比べ、ドライな印象はなく職場環境を理由に離職する人は低い傾向にあるようだ。
そのため、アビームコンサルティングが大量退職でやばいというのはあくまで噂の域を出ないと言える。
一方で退職する人も一定数いるのは事実であり、どういった理由をもとに退職を決断する人が多いのか、現役社員のリアルな声を集めていく中で、以下2つの理由が浮き彫りとなった。
IT関連以外のプロジェクトが少ない
アビームコンサルティングは、SAP導入実績に強みを持っており、社内で走っているプロジェクトもIT/システム関連の案件が多い。
システム畑でキャリアを築きたい人にとっては、好待遇と言えるかもしれないがコンサルタントとして上流工程の戦略立案や経営企画の案件に携わりたいと思う人にとってチャンスが少ないと言える。
社内に戦略系のプロジェクト案件が少なく、アサインされる人もかなり稀有な存在であるため、他ファームで戦略系のプロジェクト案件を求めて転職する人が一定数いるようだ。
ポータブルスキルが身につきにくい
アビームコンサルティングは、ITの知識をフォローアップする研修制度も充実しており、実務を通じて知見を深めることができるためITコンサルとしてキャリア形成を図るには、恵まれた環境にある。
一方、戦略系のプロジェクト案件に見られるコンサルティングワークを経験する機会が少ないため、コンサルとしての基礎素養であるロジカルシンキングや資料作成、分析/リサーチ等のスキルを磨くために他ファームを求めて転職していくケースが多いようだ。
プロジェクトが変わってもSI※2系のプロジェクトにアサインされることが多いです。プロモーションに際してもSI系のプロジェクトに従事していた方が評価を得やすく、賞与もプロジェクトの売上金額によって決まるので、Non-ITプロジェクトにジョインするより大規模なシステム導入に手を挙げる人が多い気がします。
現役アビーム社員A氏
一般的なコンサルスキルであるロジカルシンキングやチャート作成、リサーチ、分析など実務で経験することは、経験上ほとんどない。
現役アビーム社員B氏
※1.「マッキンゼー・アンド・カンパニー」「ボストンコンサルティンググループ」「ベイン・アンド・カンパニー」
※2.SI(システムインテグレーション)。さまざまなシステムの要件定義・設計・開発・運用などを行うサービスのこと。
ただし、実際に話を聞いていくとアビームコンサルティングに対してかなりポジティブな評価をしている社員が多い。
人材が競合他社に獲られることは、弊社の競争力の低下につながるので、最近では年収をあげたり、待遇を上げる等、様々な施策を打っています。また、現場の社員へのヒアリングを通じて、働き甲斐のある職場作りにも注力していますよ。
現役アビーム社員E氏
チャレンジを求めて外部に転職する社員が弊社に残ってもらえるよう、実力がある社員は年齢問わず、職階を上げたりして、社員のモチベーションを高くする取り組み等を実施しています。
現役アビーム社員F氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
アビームコンサルティングは専門スキルしか身につかなくてやばい?
アビームコンサルティングは、総合コンサルティングファームと謳いつつ、システムエンジニアとしての要素が強いためコンサルにみられる汎用性の高いスキルが身につきにくくやばいといった懸念の声がみられた。
確かにアビームコンサルティングは、日本国内では企業最多の5,368件のSAP認定コンサルタント資格を保有しており(出所:アビームコンサルティングHP)、様々な業界・業種にも導入実績があることから深い知見とノウハウが蓄積されている。
従って、同社の強みも相まりプロジェクトの大半はシステム導入にまつわる案件が多く、パッケージ導入を支援する外注のSlといった印象が強い。
現役社員からも同様の声が上がり、プロジェクトが変わっても業務内容にさほど変化がなく、幅広いプロジェクトテーマに携わり経験値を積みたいと願う人にとって不足を感じる場面があるようだ。
世間一般でいう「コンサルタント」のイメージと乖離しており、システム屋といった感じです。システム導入の案件に携わりたい人には適した環境かと思いますが、戦略コンサルの経験を積みたい人にとっては不向きかと思います。
現役アビーム社員A氏
昨今のデジタライゼーションもあり、AIやIoT関連の分野が伸びてきている。とはいえ、まだ拠り所はERPになっているのが実態。長年、システム系のプロジェクトに従事していると、経験値ベースで語ることが多く、頭脳戦で勝負することが出来ない点にコンサルとしての違和感を覚える。
現役アビーム社員B氏
ITコンサルとしてキャリア形成を図るには良いかと思いますが、データサイエンスやマーケティング領域のプロジェクトに従事したいと思う人にとっては、該当するプロジェクトテーマも非常に限定的なので実現可能性が低いように思います。
現役アビーム社員C氏
アビームコンサルティングは年収が低くてやばい?
アビームコンサルティングの年収は、残業代や賞与によって大きく変動する特徴があるため、残業時間が少ない社員は望むほどの年収を手にすることができずにやばいという声があがっている。
同社では、スタッフ(シニアコンサルタント以下)までは残業時間に応じて残業代が支給されるものの、MBBやBig4などのコンサルティングファームと比較して平均残業時間が少ない傾向にあるため、残業代込みの年収はそこまで期待できないものとなっている。
一方で、そこまで激務を経験することはなく、比較的ストレスが少ない職場環境にあるため相応の年収水準だと納得のいく声もみられた。
残業時間の多寡によって収入が大きく変わるため、それなりに忙しいPJTにアサインされるか、チャージ可能な社内活動に積極的に関わることで年収を上げることは出来ますが、その後の伸びは比較的緩やかなので数年勤務して他ファームに転職していくパターンが多い印象です。
現役アビーム社員C氏
Big4と比べると年収は低いですが、望んでハードワークのプロジェクトにアサインしない限り、そこまで激務を経験することはなくライフワークバランスも保てているので妥当な年収水準かと思います。
現役アビーム社員D氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
アビームコンサルティングはクビにならないからやばい?
アビームコンサルティングは、他コンサルティングファームと並べてみても比較的社内の風通しがよく人間関係も良好のようだ。
マネージャー以降は、成果に基づいた評価がなされるため実力主義の実態にはあるものの、キャリアや役職レベルの浅いうちは時間をかけて成長を見守ってくれる環境にあるが故、社員の危機感や成果にコミットする意識はやや希薄しているようだ。
また、外資コンサルに見られる「Up or Out」 の風土ではなく、「Up or Stay」の実態にあるため上の役職が詰まりやすく、高いパフォーマンスを発揮しても、プロモーションは難しい。
年功序列に近いカルチャーがあり、勤続年数に比例してある程度の役職まではポジションが担保されているものの、キャリアの浅いうちに成長を実感したい人にとっては、居心地の悪さを感じず、やばいという声に繋がっているようだ。
シニアコンサルタントまでは、ある程度業務をこなしていれば間違いなく昇進できます。裏を返せばパフォーマンスが高くてもスキップで上の役職に上がれることが難しく、評価を得るために頑張る理由が意味が分からなくなり、仕事へのモチベーション低下にも繋がっていると感じます。 現役アビーム社員A氏
アビームはSAP事業が大きすぎるからやばい?
アビームコンサルティングは、SAPコンサルティングを主力事業としており、SAP社とは30年近いパートナーシップの実績を持つ。
そんな同社にとって、SAP事業が大きすぎるがゆえに、他の事業においては競合他社と差別化できていない状況にあるという。
同社が今後、更なる成長を進めていくためには、SAP事業以外の業績を伸ばしていく必要があるが、現場の社員はどのように考えているのだろうか。
SAP事業以外に注力していくことは経営課題としても取り組んでいます。また、徐々に収益を上げていますし、市場における存在感も出しているので、今後更にアクセルを踏んでいこうとしていますね。
現役アビーム社員A氏
SAP以外の事業も成長させていかなければならないということは、多くの社員が危機感として感じています。なので、中途社員を積極的に採用したりと、変革を進めていますよ。
現役アビーム社員B氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
アビームは海外進出が進んでいないからやばい?
アビームコンサルティングは、国内だけでなく、海外にも拠点を持っているが、海外での存在感を高めることができていないとの噂が出ている。
そのため、同社の収益源は国内需要に依存しており、海外売上を伸ばしていくことは、今後、同社が更に成長してくための大きな課題となっているようだ。
この噂は本当なのか、現場の社員に話を聞いてみた。
海外進出は進んでいますよ。アジア、米州、欧州それぞれに複数の拠点も持っていますし、海外のアライアンスパートナーも複数います。国内売上に比べると、まだまだこれからですが、伸びしろはたっぷりありますよ。
現役アビーム社員C氏
海外で存在感を出していくのは、弊社が今後成長していくための重要な戦略なので、会社全体で力を入れています。国内だけに依存しておくことは、グローバル化が進む現代において、リスクがありますから。
現役アビーム社員D氏
【社員の評判】アビームコンサルティングに入社して良かったこと
「やばい」という噂も多いアビームコンサルティングだが、ここでは元・現役アビームコンサルティング社員に入社して良かったことを聞いた内容をご紹介する。
忖度なしの意見をもらったのでぜひ参考にしていただきたい。
プロジェクトにもよるが、小規模プロジェクトであれば、若手でも裁量権持って仕事ができるので、キャリアの浅いうちからクライアントフェイシングの経験を積むことができる点は魅力的だと思います。
現役アビーム社員A氏
ナレッジ収集ができる社内のポータルシステムや研修カリキュラムはさすが大手といった感じがしており、他社同様に量・質ともに申し分ないと思います。
現役アビーム社員C氏
コンサルティング会社の割にはアットホームで強力的な風土だと感じます。外資コンサルのようなヒリヒリするような緊迫感を感じることはないので精神的な負担も少なく働けています。
現役アビーム社員D氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
【社員の評判】アビームコンサルティングに入社して悪かったこと
一方で、元・現役アビームコンサルティング社員からネガティブな声もあがっている。
ネガティブな声は「やばい」という評判に繋がる要素でもあるためぜひ参考にして頂きたい。
プロジェクトの在籍期間が長く、かつ戦略系のプロジェクト案件が少ないが故にアサインされるチャンスが少ない印象です。プロジェクトが変わっても似たような案件に携わることが多く、マンネリ化に繋がる一要素でもあります。
現役アビーム社員A氏
良くも悪くも働きやすい環境にあるので、物足りなさを感じる人はBig4やアクセンチュアに転職するケースが多いです。早期にポータブルスキルの取得や様々な業界・職種のプロジェクト案件に携わってキャリアを築くには弊社だと時間がかかるかもしれません。
現役アビーム社員D氏
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
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