多数存在する転職サービスの中でも、ハイクラス人材から支持が厚いサービスが国内最大手のリクルートが展開するリクルートダイレクトスカウトである。
そんなリクルートダイレクトスカウトは「利用すると会社にバレる」と言った噂もあるが、コンサルキャリア運営メンバーの体験談を基にリアルな評判を徹底解説していく。
Contents
リクルートダイレクトスカウトとは
リクルートダイレクトスカウトは、業界最大手であるリクルートがハイクラス向け展開しているヘッドハンティング型の転職サービスである。(2021年11月にキャリアカーバーから名称変更)
ヘッドハンティング型の転職サービスとは、求職者が登録するだけで様々なヘッドハンターからオファーが届くというサービスである。
ヘッドハンターは登録者の匿名のレジュメを見てスカウトを出すという仕組みであり、利用料は完全無料で現在の所属企業にばれる心配もないので、ぜひとも登録したいサービスである。
類似サービスとしては、テレビCMなどでもお馴染みのビズリーチなどが存在する。
直近で転職に対して強い志望がない場合でも、登録しておくだけでオファー内容から簡単に自分の市場価値を把握することができ、非常に有用なサービスとなっている。
特に20代~30代前半の方でよりよいキャリアを歩んでいたきたいと考えている人であれば、現状の転職意欲に関わらず必ず登録しておきたいサービスである。
リクルートダイレクトスカウトの評価
コンサルキャリアではこれまでに複数の転職エージェント、および転職経験者に対して独自インタビューを実施してきた。
そうした経験から「求人の幅」「求人の量」「ヘッドハンターの質」という3つの軸でリクルートダイレクトスカウトを評価すると以下のイメージである。
ハイクラス人材なら必ず登録を!
リクルートダイレクトスカウトはハイクラスの大手企業を中心とした求人が多い。そのため、競合のビズリーチと比べると求人の幅、数は若干劣るものの、それでもかなりの量があると言える。
またハイクラス大手企業の求人を取扱うヘッドハンターが多いため、ヘッドハンターの質も高い。
無料で登録できて様々なスカウトを受けられるだけでなく、簡単に自分自身の市場価値を知ることができるため登録しない手はない。
リクルートダイレクトスカウトのリアルな評判
以下では、コンサルキャリア運営メンバーの実体験、および独自調査によるリアルな評判を紹介していく。
良い評判だけでなく悪い評判まで紹介するので、ぜひ参考にしていただきたい。
リクルートダイレクトスカウトの良い評判
リクルートダイレクトスカウトの良い評判として特に多かったのが、以下の2点である。
- 待つだけでいいので圧倒的に楽
- 簡単に市場価値が確認できる
リクルートダイレクトスカウトは、ヘッドハンティング型の転職サービスのため、求職者は登録後は待っているだけで良い。転職エージェントの場合、登録後にサイト上で自分で気になる求人を探さなければいけないところも多い。
一方、リクルートダイレクトスカウトでは待つだけでいいという圧倒的な楽さは、一度体験すると転職エージェントに登録する気が起きなくなってしまうほどである。
また、ビジネスパーソンなら誰でも気になるのが「市場価値」である。前述の通り、リクルートダイレクトスカウトに登録すると待つだけでヘッドハンターからスカウトが来る。
ヘッドハンターは自分の匿名のレジュメを見た上でスカウトを送っており、その内容には具体的な求人や条件などが記載されていることも多い。そのため、スカウト数やスカウトの内容から簡単に自分の市場価値が分かるのだ。
筆者の知人には「市場価値を把握する」ことを目的にリクルートダイレクトスカウトに登録している人も多い。
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判
リクルートダイレクトスカウトの悪い評判として特に多かったのが、以下の2点である。
- スピーディーに転職できない
- スカウトの通知が大量に来過ぎる
リクルートダイレクトスカウトはあくまでヘッドハンターからのオファーを待つサービスである。
転職エージェントに登録する場合と異なり、あくまでも待ちの姿勢となってしまうため、どうしても時間が掛かってしまうのだ。そのため、「短期で転職をしたい」という短期決戦を志向する人には合わないサービスである。
また、有名企業に勤めている人には正直スカウトの通知が大量に来る。構図としては数多くいるヘッドハンターが今か今かと新規登録者を待ち構えている状態である。
スカウトが大量に来る分には問題ないが、通知をONにしていると通知が鳴り続けて大変なことになってしまう。筆者自身は最初は通知をONにしていたため、スマホが壊れたのかと思うくらい鳴り続けてしまった。
リクルートダイレクトスカウトに登録する際は、必ず通知をOFFにすることをおすすめする。
リクルートダイレクトスカウトの気になる点
コンサルキャリア運営メンバーの多くがリクルートダイレクトスカウトを利用しており、そのため多くの人からリクルートダイレクトスカウトに関する以下のような代表的な質問を受ける。
- スカウトが来ないことはあるか?
- 登録していることは会社にバレルことはないか?
以下ではその回答を紹介する。
スカウトが来ないことはあるか?
もちろん市場の情勢やレジュメの内容によっては、リクルートダイレクトスカウトにてスカウトが来ない可能性もゼロではない。
但し、前述の通り有名企業に勤めているのであれば、大量にスカウトが来てしまう方を心配した方がよい。実際、コンサルキャリア運営メンバーで大量にスカウトが来てないメンバーはいない。
登録していることは会社にバレることはないか?
登録者のレジュメを見ることができるのは、リクルートダイレクトスカウトに登録しているヘッドハンターのみである。また、そのヘッドハンターも初期段階では匿名のレジュメしか見ることができない仕様となっている。
そのため、会社がリクルートダイレクトスカウトに登録していることを知るすべがなく、登録していることがバレるということはまずありえないのだ。
リクルートダイレクトスカウトとビズリーチの違い
よく比較されるリクルートダイレクトスカウトとビズリーチだが、両方使ってみた感想として正直大きな差はない。
上記の比較表の通り、リクルートダイレクトスカウトで一部機能が使えなかったり、逆にビズリーチの一部機能が有料だったりするが、どちらも主要機能は無料で使えるため、気にするほどではない。
強いて挙げるとすると、リクルートダイレクトスカウトは全機能無料であるため操作する中で機能制限がなくスムーズに使用できるというメリットがある。
そのため、迷っている人はリクルートダイレクトスカウトに登録することをおすすめしたい。
リクルートダイレクトスカウト徹底活用法(体験談)
1. 市場価値をざっくりと確認したい人
- リクルートダイレクトスカウトに登録する
- ヘッドハンターからの様々なスカウトが来る
- スカウトの内容をざっと確認する
- 気になるスカウト内容のヘッドハンターと電話/テレビ会議をする
- 現時点での市場価値や、市場価値UPに向けてやるべきことを整理する
有名企業に勤めているのであれば、リクルートダイレクトスカウトに登録するとヘッドハンターからの大量のスカウトが届くため、一通一通精査することは難しい。
そのため一通一通精査するというよりも、ざっと確認して気になる内容のスカウトをPick upするのが賢明である。その後実際に10-15分程度でヘッドハンターと電話やテレビ会議を行い、実際に市場価値を確認する。
現時点で転職する場合の可能な求人から年収水準だけでなく、より市場価値をUPする場合にやるべきこと(=目標とのギャップ)についても確認するとより有意義である。
2. 具体的に転職を進めたい
- リクルートダイレクトスカウトに登録する
- ヘッドハンターからの様々なスカウトが来る
- スカウトの内容をざっと確認する
- 気になるスカウト内容のヘッドハンターを2~3名選出する
- 実際に面談を行い、アドバイスや求人の質を踏まえて1名に絞る
- 具体的な転職活動をスタートする
リクルートダイレクトスカウトに登録後、実際に転職活動を進める意欲がある人は、ぜひとも2-3名のヘッドハンターと実際に面談して欲しい。
ヘッドハンターの中にはスカウト段階では目を引くためにふっかけた求人を出してくる人もいるため、面談を行って信頼に値する人かを精査する必要がある。
また、ヘッドハンターによってアドバイスの質や求人の質が大きく変わるため、この点もしっかりと見極める必要がある。最終的にヘッドハンターを1名選定したら、具体的な転職活動をスタートさせることになる。
転職を成功させたいなら絶対にやるべきこと
転職で成功する上ではとにかく行動量が重要になってくる。
「このサービスだけに登録すれば成功する」「これだけやれば成功する」といった甘い世界ではなく、さまざなサービスを使い倒した人が、その人にとって最高の求人に辿り着くことができる。
最高の求人が向こうからやってきてくれる可能性はゼロと言っていい。
そのため、リクルートダイレクトスカウトに登録することは大前提として、ハイクラス転職の支援実績な豊富なエージェントに複数登録して、実際にエージェントを面談してみるというのは必ずやるべきである。
以下の記事にコンサルキャリア運営メンバーの経験を凝縮して本当におすすめできるエージェントを以下にまとめているため参考にしていただきたい。
転職でキャリアを築くことに本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事は転職でキャリアを築くことに本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。