楽天に転職するには? 年収や転職難易度・評判やよくある後悔などを解説

新卒、中途問わずに人気の就職先となっているのが、言わずと知れたメガベンチャーである楽天だ。

本記事では、楽天の年収から転職難易度、話題の英語基準、評判について徹底解説する。

楽天への転職を徹底解説

楽天への転職を目指すのであれば、メガベンチャー転職に強いビズリーチに必ず登録すべきである。

そのほかに本当におすすめできるエージェントについては以下の記事をご覧いただきたい。

転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

楽天の年収

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上記は楽天の役職・年次別の目安年収である。

楽天は若くして高い年収を得ることができるが、逆にベテラン社員の年収は思いのほか少ない。

40歳目前にしても1000万円を超える年収を手にしている人は少なく、若いうちの年収が高い分、年齢と比例した上がり幅は限定的となっている。

次長まで昇進すると、年収1000万円越えも視野に入ってくることから、役職が上がるにつれて高い年収が期待できる。

また次長になるのがおおよそ勤続15年目あたりなので、このあたりが役職に就き将来的に高年収になるかどうかの境目と言える。

ただそのポジションに上がるためにも、多くの年月がかかる大変さや、成果主義のため役職が上でも部下よりも年収が低い人も存在するなど、年収に関してシビアな声は多い。

一方で新卒社員や主任の年収は他の一般企業に比べ高いため、若いうちに仕事を通して成長したいと思っている人には、非常に相性の良い企業だ。

楽天の転職難易度

結論から言うと、楽天の転職難易度は高いと言える。

  • 多くのポジションでTOEIC800点以上が求められ、ハイレベルな英語力が必須である
  • グローバル採用を行っており、ライバルが世界各国の優秀な人材である
  • 企業の知名度、人気が高く応募者が他企業に比べて圧倒的に多い

    楽天はグローバル企業として成長していくことを志向しており、多くの職種において最低でもTOEIC800点以上は必須とされている。

    その英語力にを軸に、現在はグローバル採用を展開しており、世界のどこにいても楽天へ応募が可能となっている。

    そのため年齢を問わず世界各国の優秀な人材がライバルとなり、日本人しか採用していない他企業に比べると、応募者のレベルははるかに高い。

    加えて内定を獲得するまでのフローが非常いに長く、筆記試験や適性検査などの対策も必要なため、面接に進むのでさえ一苦労である。

    ただ、現在楽天は従来のビジネスモデル以外にもドローン事業や証券、金融事業などと拡大を広げているため、何か一つの業界での実績や秀でたスキルがあると、採用につながる希望も見えてくる。

    しかし知人曰く、どの職種も未経験からではほとんど採用につながることがないため、トップクラスの難易度を極めるとのことである。

    楽天への転職を目指すのであれば、メガベンチャーなどの転職に強みを持つビズリーチに登録することをおすすめしたい。

    楽天の評判

    楽天の現役社員からの自社に対する評判は、日本企業の中でもトップクラスの高水準である。

    ▼楽天のポジティブな評判まとめ

    • 自分で仕事範囲を決められるほど裁量があるため、自己成長につながる
    • 業界や国を問わず、大きな規模の案件があるため毎日モチベーションを高く保てる
    • オフィス環境が非常に整っており、働く環境の水準が非常に高い

      楽天は基本的に良い意見が多く、世間がイメージする通りの評判が多い。

      成果を出すことが前提だが、自分の仕事量や時間を自由に決められる点や、若いうちから世界規模の案件に携わることができるなど、やりがいや成長の観点からは非常に高い評判となっている。

      また楽天はオフィスづくりにもこだわっているため、多くのメンバーが現在の労働環境に対して高い満足度となっているようだ。

      ▼楽天のネガティブな評判まとめ

      • 本社の環境は良いが、地方の営業所は昔ながらの営業スタイルが根付いている
      • オーナー企業のためトップダウンの色が強く、意見が合わないと価値観の違いが生まれる
      • 自由度が高く放任主義なため、中途採用への人材が教育がほとんど無い

        高い評判の多くが楽天本社勤務の社員からの声がメインであったが、地方勤務者からは一定数ネガティブな評判が挙がっている。

        特に地方の営業所では本社のような華やかさがなく、いまだに泥臭い昔ながらの営業スタイルが根付いていたり、トップダウンの影響で地方からの意見が通りづらい現状もある。

        また長所の裏返しだが、自由度が高すぎるため即戦力で入った中途社員に対しては、あまり干渉しない傾向が強いという。

        ▼おすすめの転職サービス

        楽天への転職でよくある後悔

        筆者には楽天への転職経験がある知人が複数人いるが、彼ら/彼女らの中で後悔している人も多い。

        楽天への転職の後悔をまとめると大きく以下の3つである。

        • 「自力で学ぶ」ことが良しとされていて育成制度があってないようなもの
        • 「ハードワークすることが正」という文化があり激務になりがち
        • トップダウンで強引な意思決定が多い

        楽天に限らず多くのメガベンチャーに共通する点であるが、「環境は与えられるものではなく自分で作るもの」という文化が行き過ぎてしまい、育成制度が機能していないことが多い。

        また、裁量が大きいと言えば聞こえが良いが、それで結果を出していないと即座に責任追及されてしまうので、せめてハードワークして姿勢を見せ続ける必要がある。

        その結果としてどうしても激務になってしまうという文化があるようだ。

        また、三木谷氏の強烈なリーダーシップによって、強引な意思決定が多いという点も入社後の後悔として多く挙がる。

        例えば、「英語の社内公用語」宣言もそうだが、宣言後も前触れなく基準点を引き上げたりなど、三木谷社長についていくことに現場が疲弊することがあるという。

        こうした点は多くのメガベンチャーで共通する点であるため、できるだけ多くの情報を集めて入社後のギャップを減らすことで、後悔しない転職が可能となる。

        楽天の中途面接

        楽天の中途採用は、基本的に以下のフローで進められる。

        1. 書類選考
        2. 適性検査
        3. 英語試験
        4. 論文審査
        5. 一次面接(現場リーダークラス):英語での自己PR必須
        6. 二次面接(部長クラス)
        7. 最終面接(役員クラス)

          楽天の中途選考フローで特徴的なのが論文審査で、三木谷社長の著書を2冊渡されその感想を1000文字でまとめる内容となっている。

          特に楽天ではオーソドックスな志望動機やキャリアビジョンの他に、楽天の社風や事業ビジョン、バリューとの一致が重要視される傾向が強い。

          ▼楽天の中途面接における実際の質問例

          • 過去にリードしたプロジェクトとその実績
          • 英語での自己PR
          • 最も共感できる楽天のビジョンとバリュー

            難易度が高い楽天への転職を目指すのであれば、メガベンチャーなどの転職に強みを持つビズリーチを利用して対策を行うことをおすすめしたい。

            楽天で英語は必要か?

            「楽天で英語は必要か?」という問いに対する結論としては以下になる。

            • 一部部署以外は英語力が低くても(TOEIC800点以下)転職可能
            • ただし、入社後一定期間内にTOEIC800点以上取れない場合はペナルティがある
            • また、社内の機会を最大限活用していくためには英語は必須

            まず、楽天は部門やポジションなどの求人によって選考基準が大きく異なる。

            楽天は2010年に「英語を社内で公用語にする」と公言しており、実際に2012年から各所で英語が取り入れられている。

            そのため、転職者にもTOEICの点数という明確な基準を設けている。

            • 楽天コマース部門(楽天市場、トラベル、ブックス):
              TOEIC800点以上必要で、800点未満の場合は転職後に800点を越えるまで契約社員として採用する
            • 楽天コマース部門以外:
              入社時点のTOEIC点数に関わらず正社員入社可能だが、
              入社後2年以内に800点を取ることができなければ基本給が10%減額

            とは言え、楽天コーマス部門以外は800点なくても入社すること自体は可能であり、実際に筆者の知人でも800点未満で転職した人が複数人いる。

            ただし、楽天は猛烈にグローバル化を進めており、英語力を向上することができなければ、社内での様々な魅力的な機会を失うことになる。

            また、全社朝会は英語で行われており、英語力向上というのを常に意識するような環境になっており、英語を学び意欲がない人にとっては決して居心地が良い環境ではない。

            逆に英語力があれば、若くても面白い機会や市場価値を大きく上げることができる機会を手にすることができるのが、楽天の大きな魅力である。

            例えば、ビジネスレベルの英語力があれば、現地社員と協業して海外子会社の業務改革といったプロジェクトを手掛けたり、海外子会社の買収や出資といったテーマに携わることもできるのだ。

            楽天への転職でおすすめのエージェント

            前述の通り、楽天は部署によって採用基準も異なれば必要な面接対策も異なってくる。

            その際に重要なのが、ベンチャー転職に強いエージェント選びである。

            実際にエージェントに会って話してみると分かるが、楽天の部署ごとの採用基準や必要な面接対策を把握していない人が非常に多い。

            そのため、まずはベンチャー転職に強いビズリーチに必ず登録すべきである。

            ビズリーチに無料登録すると、ベンチャー転職に強いエージェントから直接連絡をもらうことができる。

            ビズリーチ上でエージェントの詳細プロフィールも見ることができるので、どういった業界に強いエージェントなのか必ずチェックしておきたい。

            また、ビズリーチでは楽天の人事部から直接オファーが届くこともあるので、積極的に活用したい。

            bizreach

            おすすめ度:★★★★★

            ビズリーチヘッドハンティング型の転職サービスは国内最大級であり、求職者が登録するだけで様々な企業やヘッドハンターからオファーが届くというサービスである。

            無料サービスであり、ハイクラスの転職を目指すのであれば必ず登録すべきと言っても過言ではない。

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            Aさん
            (製造メーカー⇒メガベンチャー)
            ビズリーチに登録するだけで、実績が多いエージェントの方からスカウトが来るので本業が忙しくてもスムーズに転職活動ができます。
            専門性が高いエージェントが多いので、周囲にもおすすめしているサービスです。

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            Bさん
            (ベンチャー⇒メガベンチャー)
            登録しているだけで送られてくるスカウトから市場価値を確認できるのは大きな魅力です。
            また質の高いエージェントが多く、他では教えてもらえない情報を提供してくれたので、よりイメージをもって転職活動を進めることができました。

            その他にハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできる転職エージェントを以下にまとめているため参考にしていただきたい。

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            転職でキャリアを築くことに本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

            様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

            上記の記事は転職でキャリアを築くことに本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

            ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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