
一言でコンサルタントと言っても、そのサービス内容な多岐に渡る。
例えば「戦略」コンサルタントなどが有名であるが、他にも様々なコンサルタントが存在する。
機能別のコンサルタントの種類
そこで本記事では、大手コンサルティングファームにおける機能別のコンサルタントの種類を解説する。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
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Contents
コンサルタントの8の種類
大手コンサルティングファームが提供する機能としては、大きく以下の8種類に分けられる。
- 戦略
- M&A
- IT・デジタル
- 組織/人事
- 財務/会計
- SCM
- リスク
- セキュリティ
以下では、それぞれの機能について紹介していく。
1. 戦略
まず1つ目の種類が、「戦略」コンサルタントである。
平たく言うと、目的達成のための攻略法を立案していくという役割を担うコンサルタントである。
その目的は様々で、全社の利益を最大化するという目的もあれば、特定事業の売上や、製品の販売数を伸ばすということもある。
そのため、戦略もプロジェクトの目的毎に様々な名称が付けられている。(以下は一例)
- 中長期経営計画
- ポジショニング戦略
- 海外参入戦略
- 新規事業戦略
- マーケティング戦略
- 営業戦略
2. M&A
2つ目の種類が、「M&A」コンサルタントである。
投資銀行などの金融プレーヤーと異なり、M&Aのプロセスの中でコンサルタントが関与するのは一部に限定されることが多い。
フェーズによって、M&Aの実行までを支援するPre M&A領域と、M&A実行後~統合までを支援するPost M&Aに分けられる。
Pre M&A領域としては一例として以下のようなことを行う。
- 事業ポートフォリオ戦略策定
- 買収対象企業のロング~ショートリスト作成
- ビジネスDD
Post M&A領域としては一例として以下のようなことを行う。
- 統合計画作成
- 組織/事業の設計
- 社内インフラ整備
3. IT・デジタル
3つ目の種類が、「IT・デジタル」コンサルタントである。
ITやデジタル技術を活用した戦略の策定から、実際の導入支援までを行う本領域は、コンサルが提供するサービスの中でも最も大きいパイを占める。
ITやデジタル技術を活用余地の検討から、導入後の組織や業務設計、効果見積もり、実際の導入支援を行う領域である。
最近では、デジタルトランスフォーメーションと言った言葉でも語られ、RPAやAIを活用した戦略や導入支援もここに該当する。
4. 組織/人事
4つ目の種類が、「組織/人事」コンサルタントである。
組織風土や働き方の改革から、人事評価・報酬制度や研修・育成制度設計、組織設計や人材配置などを行う。
また、M&Aに際して人事デューデリジェンスや人事PMIを行うのも、この「組織/人事」コンサルタントである。
HC(Human Capital)、HR(Human Resource)コンサルタントとも呼ばれることもある。
5. 財務/会計
5つ目の種類が、「財務/会計」コンサルタントである。
財務機能の改革支援や、グループの管理会計やグループ会計基準の策定、会計システム構想策定支援、グループ経理業務の標準化・効率化などを行う。
基本的に会計事務所系の総合ファームの守備範囲となることから、会計士のサービスと混同する人が多いが、多くの場合コンサルタントが提供するサービスとなる。
機能や業務が複雑化したグローバル企業や、それに類する大手企業がクライアントとなる。
6. SCM
6つ目の種類が、「SCM」コンサルタントである。
SCMという言葉の通り、サプライチェーン全体や、生産・物流の最適化支援から、調達コストや在庫コストの削減支援などを行う。
ここ数年で、ロボットやAIなどの最先端技術との重なりが特に大きくなっている領域でもあり、コンサルタントの需要が増えている領域でもある。
「財務/会計」コンサルタントと同様に、基本的にサプライチェーンが複雑化したグローバル企業や、それに類する大手企業がクライアントとなる。
7. リスク
7つ目の種類が、「リスク」コンサルタントである。
内部統制報告制度設計やリスクアセスメント、海外子会社の内部監査、事業/地域を越えた統制手法の検討/導入支援などを行う。
この「リスク」領域はまだ新しい領域ではあり、コンサルタントの守備範囲という認識を持つ人はあまり多くないと想定される。
しかし、企業に向けられる目がより厳しくなっており、また企業のグローバル化に伴い、引き続きクライアントから需要は根強く、今後も成長が期待されている領域である。
8. セキュリティ
8つ目の種類が、「セキュリティ」コンサルタントである。
セキュリティアセスメントやサイバーセキュリティ対策の検討、情報管理システムのデザイン/導入支援などを行う。
テクノロジーの進展や、ビジネスモデルの変化に伴い、「リスク」コンサルタントと同様に、まだ新しい領域でありながら、今後の成長が強く期待される領域である。
変革期を迎えるコンサル業界
特に2010年以降の10年間、コンサルタントの種類は本記事で紹介した8種類の機能別で多くを説明することができた。
しかし、現在コンサル業界は大きな変革期を迎えている。
クライアントを取り巻く環境は大きく、そして目まぐるしいスピードで変化しており、それに応じてコンサルタントに求められる役割も変化している。
そのため、紹介した分類では説明できないタイプのコンサルタントが生まれたり、すぐに紹介した分類が陳腐化する可能性も高い。
そのため、過去の書籍やネット上の情報というのに頼り過ぎず、現役コンサルやコンサル業界に精通しているエージェントから情報収集しておくことが必須になる。
コンサル転職するなら"絶対に"やるべきこと
前述の通り、コンサル業界は今大きく変化しており、一昔前に市場価値が高いと言われていた領域が今では「オワコン」と言われていたり、逆に注目されていなかった領域が「アツい」と言われていたりする。
コンサル転職を目指すのであれば、コンサル業界がどのように変化していて、どのファームのどの領域が今「アツい」のかをしっかり把握しておく必要がある。
「少し前に聞いたことがある」程度の情報を頼りに転職してしまうと、苦労して入ったのにクライアントから求められていない、今後衰退していく領域のコンサルタントになってしまう危険性がある。
そのため、コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
嘘のような話だが、コンサル業界の表面的な知識しか持っていないエージェントも多数存在する。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。