野村證券はやばい?退職理由からおすすめの転職先まで徹底解説

新卒・中途問わず人気の高い野村証券だが、現役社員から「やばい」という声も多く、辞めたいと考える人も多いようだ。

本記事では、そんな野村證券に勤める人のリアルな声をもとに、退職理由や退職後の転職先などについて徹底解説していく。

野村證券からの転職徹底解説

転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者やハイキャリア.com運営メンバーの実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントは以下にまとめているので参考にしてほしい。

▼野村證券からコンサルへの転職を考えている人向け

▼野村證券から金融やIT、外資系事業会社への転職を考えている人向け

▼野村證券からスタートアップやベンチャーへの転職を考えている人向け

野村證券がやばい・辞めたいと思う理由 

実際に野村證券に勤めている複数の方々から話を聞くと、野村證券が「やばい」「辞めたい」と思う理由は以下のようにまとめられる。

  • 新規営業をしても断られ続ける
  • ノルマを達成できないと詰められる
  • 労働時間が長い
  • 営業手法が時代に適していない
  • 顧客対応にストレスを感じる

1. 新規営業をしても断られ続ける

営業職である以上多くの人が悩むポイントであるが、特に野村證券では新規営業の辛さが退職理由に直結する傾向が非常に強い。

大きく分けると、大企業と取引をするホールセール営業と、中小企業や個人宅を担当するリテール営業に分けられるが、特にこのリテール営業の場合、1日100件の飛び込み営業や300件近いテレアポなどを行っても断られ続けるのが基本である。

場合によっては顔も知らない社長宛に手紙を書き営業をすることもある。

若手のうちは顧客がついていないので、新規営業を行うのは必然ではるものの、野村證券ではそのハードルの高さに辞めたいと考える人が多いようだ。


2. ノルマを達成できないとに詰められる

野村證券はノルマが「やばい」がことで有名だが、知人曰くそれは事実のようでほとんどの社員が毎月厳しいノルマに追われているとのことである。

またノルマに追われ精神的に病んでしまう場合は以下の2パターンが存在する。

1つ目がノルマを達成できずに上司から詰められる場合である。

月末など営業の締めが近づくにつれ、売上の足りていない社員は相当上司から詰められるのが現状である。

2つ目は売り上げを達成したとしても、成果が認められ年収が上がり、さらに高いノルマを課せられて、また新たなノルマ達成のために上司から檄を飛ばされると言ったスパイラルが確立している。

3. 労働時間が長い

高いノルマが設定されている野村證券は、自身のノルマ達成のために長時間労働が強いられるケースが多い。

特に月末や売り上げ未達成の場合は、その分をカバーするべく必然的に労働時間が長くなる。

加えて1日100件近くの飛び込みや300件近いテレアポを行った後に、手紙や書類制作の事務作業を行うため、1日を通して業務量が多い。

また、基本的に営業会社としての色が強いため、営業をする分だけ利益が出るとの考えが強く、実質的に営業に関しては「これだけやれば良い」といった上限が無いことも「辞めたい」と考える人が多い理由である。


4. 営業手法が時代に適していない

野村證券では昔からのスタイルや伝統が継承されており、それは営業手法にも色濃く残っている。

野村證券の主な営業方法としては、飛び込み・テレアポ・手紙となっており、社員からはデジタル化が進んでいる現代において、営業手法が古いとの声が上がっている。

システムの導入や効果的なマーケティング、Web広告の使用などをせず、売り上げは営業マンの営業力に依存している。

そのため、最終的に売り上げが立たないと営業マンが詰められるといった悪循環が形成され、結果として野村證券は「やばい」「辞めたい」という声に繋がっているようだ。

5. 顧客対応にストレスを感じる

上司からのプレッシャーももちろんだが、野村證券では金融商材を売っている以上顧客対応へのストレスも相当きつい。

今まで良好な関係を気付いていた顧客でも、自身が売買を提案した株で損が生じた場合、態度が一変して怒鳴られることなどもある。

また次回、自分の提案が上手くはまり利益が生じた場合、手のひらを返したかのように態度が激変する。

このように、野村證券では顧客対応におけるストレスも非常に大きく、外出先では顧客に怒られ、帰社すると上司に詰められと、精神的に休まる場が少ないことも、「辞めたい」と考える理由の一つである。


野村證券出身者は転職で有利な理由

先述通り野村證券の労働環境は過酷だが、そんな状況で勤めてきたからこそ、以下のようなスキルが身につき転職時に有利になる。

  • 高い営業力がついている
  • 精神的にタフである
  • 金融知識が身についている

1. 高い営業力がついている

野村證券出身の営業マンは営業力が高く、特に営業職としての市場価値は非常に高い。

そもそも証券と言った差別化が難しい無形商材は販売すること自体非常に難しく、その点も転職市場から評価されるポイントでもある。

商品ではなく自分自身の魅力をベースとして商品を購入してもらえるスキルは、どの商材を売るうえでも営業マンとして大きなスキルである。

一度野村證券で営業の経験を積むと高い営業力がつくだけでなく、「野村證券出身者」というブランド力もつけることができるのだ。


2. 精神的にタフである

高いノルマや上司からのプレッシャー、顧客対応のストレスなど、野村證券には「やばい」と言われる精神的な負荷がある。

そのため、野村證券で勤めることによって営業職で精神的に病んでしまうほとんどの原因を体験することになる。

一方で、この経験が武器になることもあり、仕事に対する精神的タフネスや強靭なメンタルが形成されるとも言える。

その結果として、精神的な負荷がかかりやすい会社(例えばスタートアップなど)からも野村證券出身者の採用ニーズは強くなっている。

3. 金融業界の知識が身についている

野村證券に勤めることで金融業界の知識が身につき、また金融業界出身者という「タグ」をつけることができる。

金融業界の知識が身につき、また金融業界出身者という「タグ」があると、金融に関わる事業を展開する企業への転職も可能になる。

実際、金融業界への転職は他業界からの転職は非常にハードルが高いが、一方で金融業界人が他業界で転職することのハードルも高いと言われている。

そのような中で、野村證券出身者は金融業界も他業界への転職も相対的に転職できる可能性が高く、転職先の選択肢が多いと言える。


野村證券からのおすすめの転職先

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あくまで限られたサンプル(N=40)であるが、ハイキャリア.comが野村證券を含む証券会社からの転職先を独自調査したところ、上記のような形となった。

金融×営業を起点としたキャリアとして、「他金融」や「M&A仲介」が多い結果となっている。
(他金融は、日系・外資系の生損保や政府系金融機関などである)

一方で、「他金融」の多くや「M&A仲介」でも証券会社と同様に過酷なノルマに追われることを考えると、筆者としてはキャリアチェンジとして「コンサル」または「スタートアップ/ベンチャー」をおすすめしたい。

「コンサル」または「スタートアップ/ベンチャー」であれば、営業という軸ではないキャリアを築いていくことができる。

実際に野村證券出身で「コンサル」または「スタートアップ/ベンチャー」に転職する人も多い。

どのキャリアに進む場合も、それぞれにベストな転職エージェントが存在するため、以下のおすすめエージェントを参考にして頂きたい。

野村證券からの転職でおすすめのエージェント

前述の通り、営業力があり精神的にタフな野村證券出身者というのは転職市場において非常に市場価値が高いと言える。

また、金融業界以外での転職先の選択肢も多いという特徴がある。

一方で、すべて業界/業種において強みをもつ転職エージェントというのは存在しておらず、自身の志向に応じたエージェントを選ぶ必要がある。

▼野村證券からコンサルへの転職を考えている人向け

特にコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

▼野村證券から金融やIT、外資系事業会社への転職を考えている人向け

特に金融やIT企業への転職に強みを持つコトラと、外資系・グローバル企業への転職に強みを持つSamurai jobには必ず登録すべきである。

▼野村證券からスタートアップやベンチャーへの転職を考えている人向け

スタートアップやベンチャーを目指すのであれば、ぜひビズリーチをおすすめしたい。

野村證券からの転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

上記の記事は総合商社からの転職に本気のあなたの役に立つために、筆者やハイキャリア.com運営メンバーの実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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