
PwCコンサルティングはBIG4コンサルの一角として国内においても高いプレゼンスを確立しているコンサルファームである。
本記事では、そんなPwCコンサルティングの激務の実態、転職難易度、リアルな評判について徹底解説していく。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサル転職に強みを持つエージェントとして、多数の実績と評判を確立しているのがASSIGN(アサイン)には必ず登録すべきである。
またコンサル転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
Contents
PwCコンサルティングの強み
PwCコンサルティングは、業種別に分かれたインダストリー軸と、専門領域別に分かれたソリューション軸でチームが分かれている。
インダストリー軸のチームとソリューション軸のチームは、案件に応じて協業するマトリックス組織となっている。
例えば「自動車メーカーのオペレーション改善」の案件であれば、自動車業界チームとオペレーションズのチームが協業することになる。
それぞれのチームが高い専門性を持っているため、両者が協業することで高い専門性のあるサービスを提供できる点がPwCコンサルティングの大きな強みである。
また、2014年にPwCが米系戦略ファームであるブーズ・アンド・カンパニーを買収することで、ストラテジーコンサルティング(Strategy&)の機能に磨きをかけている。
このストラテジーコンサルティング(Strategy&)の機能もPwCの強みの一つと言える。
PwCコンサルティングの変遷
2001年にアーサー・アンダーセンが監査とコンサルティングを提供していたエンロンの会計粉飾に関与した事件が起きた。
エンロン事件をきっかけに、かつてBIG5と呼ばれていた会計事務所を出自としたファームは、会計事務所によるコンサルティング業務の提供に規制が設けられ、それに伴う再編が行われた。
それはPwCも例外ではなく、非常に入り組んだ再編が行われている。
過去のPwCのコンサルティング部門は現在のIBMとなっており、現在のPwCコンサルティングはアーサーアンダーセンとKPMGの合併会社(べリングポイント)が出自となっているのだ。
PwCコンサルティングは激務なのか?
現役コンサルである筆者はよく「コンサルは激務か?」と質問を受けるが、こればかりは「プロジェクトによる」としか答えようがない。
PwCコンサルティングの場合も同様で、激務かどうかはプロジェクトによる。
どのファームも見ても、すべてのプロジェクトで激務のファームもなければ、ホワイトなファームもないのが実情である。
プロジェクトのスケジュールやクライアントの状況、プロジェクトのテーマ、チームの力量によって激務かどうかは大きく変わってくるのだ。
一方で、その中でもPwCコンサルティングは働き方改革に積極的に取り組んでいるようだ。
実際、筆者の知人が転職エージェントより「働き方改革が進んでいる」という理由でPwCコンサルティングを激推しされたという。
今コンサル転職活動中の知人が「今コンサルに入るなら働き方改革が進んでるアクセンチュアかPwC以外あり得ない」とコンサル出身のエージェントに激推しされたらしい。
— コンサルマン (@mr_grayhair) February 18, 2020
一方、両社にいる僕の知人は「もっとガツガツ働きたい・・・」と嘆いているし、中にはそれが理由で他ファームに転職した人もいる。
PwCコンサルティングと他社の激務度比較
そんなPwCコンサルティングと他主要コンサルファームの激務度(残業時間)を比較したものが以下である。(下記グラフのPwCがPwCコンサルティング)
上記ランキングは主要コンサルファームの月間残業時間に基づいて作成している。(出典:openwork)
RB:ローランド・ベルガー、ADL:アーサー・D・リトル、Mck:マッキンゼー、DI:ドリームインキュベータ、CDI:コーポレイトディレクション、BCG:ボストンコンサルティング、ATK:A.T. カーニー、DTC:デロイト、Bain:ベイン、AC:アクセンチュア、AB:アビーム
上記を見てもPwCコンサルティングは下から5番目であり、コンサル業界の中でも比較的ホワイトな方と言える。
数値を見ても1位のローランド・ベルガーの半分程度となっている。
コンサルの仕事は楽しいと感じている人でも「この激務な環境で中長期的には働き続けられない」と業界を去っていく人も多いが、PwCコンサルティングであれば比較的長く勤めることができると言え、魅力的な転職先となっている。
PwCコンサルティングの直近の動き
また、直近のPwCコンサルティングの動きで見逃せないのが「やさしい、コンサル。」というメッセージを掲げたことである。
激務な環境と自他ともに認識しているコンサル界隈ではおおいに話題になったが、PwCコンサルティングの中の人に話を聞くと、全社としてかなり本気度を持って「やさしい、コンサル。」を追求しているようだ。
もちろん100%やさしい環境にはなっていないようだが、それでも一昔前と比較して激務環境はかなり改善されているようだ。
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PwCコンサルティングの転職難易度
結論から先に言うと、PwCコンサルティングの転職難易度はコンサル業界の中では決して高くない。
- PwCコンサルティングは業績も順調に拡大しており、採用規模を拡大している
- 一方で、PwCコンサルティングは定年まで働く会社ではなく離職率も高いため、常に人員不足という状態になっている
そのため人気企業であるものの、転職難易度は決して高くないという状況になっている。
ただし、あくまで「コンサル業界の中で」という話であり、一般的な水準から見ると難易度は高いと言える。
加えて、ケース面接など特殊な選考をするため、選考対策を緻密に行わなければほとんど受かる可能性がないと言っても過言ではない。
PwCコンサルティングへの転職を目指す場合は、コンサル転職の支援実績が豊富なエージェントの利用して対策を行うことをおすすめしたい。
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PwCコンサルティングのリアルな評判
実際にPwCコンサルティングに転職した知人にPwCコンサルティングの評判について聞いた内容を紹介する。
▼知人略歴
- 新卒で大手証券会社に入社
- 20代後半でPwCコンサルティングに転職
- 現在はITコンサルタントとしてシステム構築/導入案件を担当
PwCコンサルティングの良い評判
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良い評判1. 任せる文化がある
前職ではとにかく「任せない」文化が強く、在職していた2年間は上司に付きっ切りで自分が先頭に立つことがほとんどなかった。
一方、第二新卒として転職したPwCコンサルティングではすぐに自分が先頭に立つことを求められた。
コンサル未経験である自分にとって足りない分も多々あり、うまく進められていない時には放置せずに丁寧にサポートもしてくれた。
任せっきりにするのではなく、成長のために適切に「任せる文化がある」点はPwCコンサルティングに転職して良かったと感じる点である。
良い評判2. 親身な雰囲気がある
仕事を進める際だけでなく、働き方やキャリア形成についても親身に相談に乗ってくれる雰囲気がある点もPwCコンサルティングに転職して良かったと感じる点である。
前職でも親身に相談に乗ってくれる上司は沢山いたが、それはプライベート的な側面が強く、仕事になると一方的に言われたことをやるという雰囲気だった。
一方、PwCコンサルティングは職場として仕事の中で、親身に相談に乗ってくれるため、ビジネスパーソンとしてどうなりたいか、どうしていきたいかという点を嘘をつかずに伝えることができる。
また役員クラスとの距離が近いのも、大手証券会社にいた自分としてはポジティブなギャップであった。
良い評判3. バランスの取れた働き方
PwCコンサルティングはコンサルファームの中でも早くから働き方改革に着手しており、サステイナブルな働き方が推奨されている。
その働き方改革も上辺のものではなく、マネージャー以上には明確に責任が負わされている。
コンサルというと激務のイメージがあるが、バランスと取れた働き方ができているのはPwCに転職して良かった点である。
▼おすすめの転職エージェント
PwCコンサルティングの悪い評判
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悪い評判1. ドメスティック案件がほとんど
PwCコンサルティングへ転職する前はグローバルなイメージが強かったが、実際はドメスティック案件がほとんどでグローバルで連携することもほとんどない。
自分自身もグローバル案件を手掛けていきたいと考えていたこともあったため、ドメスティック案件がほとんどという点はネガティブなギャップである。
悪い評判2. 長期案件が多い
ITコンサルという職種もあるが長期案件が非常に多く、1年半~3年程度は同じ案件ということが多々ある。
長期案件の場合はクライアントとの距離も近くなり、様々な課題を打ち明けてくれるため長期案件こその良さもあるが、どうしても成長曲線が緩やかになってしまう。
成長したいという想いでPwCコンサルティングに転職した自分にとっては、このままでいいのかという悩みはある。
悪い評判3. 他BIG4コンサルと比較して給与水準が低い
BIG4コンサルの中でもPwCコンサルティングは存在感が大きいが、給与水準で見ると他BIG4コンサルの方が高い場合がある。
そのため、PwCコンサルティングから他BIG4コンサルに転職する人も多々いる。
中期的にコンサルを続ける場合は、PwCコンサルティングではない選択肢も検討するといった雰囲気がどことなくある。
▼おすすめの転職エージェント
PwCコンサルティングへの転職でおすすめのエージェント
総合ファームであるPwCコンサルティングは非常に幅広いサービスラインを持っており、サービス内容は多岐に渡る。
また、コンサル業界自体が変化が早いということもあり、実際問題PwCコンサルティングの実態ついて正確に把握していないエージェントも存在する。
そのため、"絶対に"コンサル転職に知見と実績を兼ね備えたエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、ビズリーチにより「ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれている転職エージェントであるASSIGN(アサイン)には必ず登録すべきである。
ASSIGNは20代-30代ハイエンドのキャリア支援に特化した転職エージェントで、 一人一人に向き合った支援で長期的なキャリア形成をサポートすることに強みを持つ。
2021年には「ビズリーチ」が主催する「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」にて、取締役・奥井氏が、総合的に最も高い結果を残したキャリアエージェントに贈られる 「ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤー(大賞)」を受賞している。
特にコンサルでどのようにキャリアを作っていくべきかといった点まで支援して欲しい人におすすめである。
▼特徴
- ただの求人紹介に留まらない長期的なキャリア形成のサポート
- コンサル出身者によるリアルな選考対策
- Bizreachにて実績上位3%となる最高ランク認定、「ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤー(大賞)」を受賞などの豊富な実績
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。