多忙なコンサルタントの時間の作り方。時間のないなか、どうやって転職活動を進めるのか

現役コンサルタントの中には、ポストコンサルキャリアを検討したくても転職活動を行う時間がないという方も多いのではないだろうか。

コンサルティングワークどうしてもハードワークが必要となるため、プロジェクト中はなかなか転職活動の時間を確保できないというのが実態である。

コンサルタントにおける転職活動の時間の作り方

そこで本記事では、多忙なコンサルタントが転職活動を行うための時間の作り方について、実際にコンサルタントとして転職活動を行った筆者や、筆者の知人の事例を踏まえてご紹介する。

ポストコンサルキャリアを検討されている方は、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングや、金融やコンサルなどのハイクラス転職に特化したコトラに登録すべきである。

詳細については以下の記事をご覧いただきたい。

ポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

転職活動の時間帯

エージェントとの面談、候補先企業との面接を転職活動とした時、コンサルタントの転職活動の時間帯としては下記の3つになる。

  • 業務前の朝
  • 業務中の昼~夕方
  • 業務後の夜

休日については、多数の求人を扱うような大手エージェントはほとんど稼働しておらず、また一部ベンチャー企業や、1Day採用イベントなどを除くとほとんどの候補先企業も稼働していないため、選択肢として考えない方がよい。

転職活動の時間の作り方

比較的自由な働き方が認められているコンサルティングファームでも、頻繁に離籍して転職活動を行うことは難しい。

また、離職率の高い業界ではあるが、堂々と転職活動を行いたいという人は少ないだろう。

そうした時に、うまく転職活動を行う時間を周囲に違和感なく作り出す必要がある。

その方法としては、以下を組み合わせていくことが必要となる。

  1. プロジェクトの合間の活用
  2. 有給取得による転職活動日の設定
  3. 通院などを理由とした朝時間の確保
  4. 調査名目の外出による昼~夕方時間の確保
  5. 家族イベントなどを理由とした夜時間の確保

1. プロジェクトの合間の活用

まずは「プロジェクトの合間の活用」である。

マネージャー以上になってしまうとなかなか難しいが、それよりも下の職位であれば、プロジェクトの合間の比較的自由な時間を確保することができる可能性が高い。

この期間は朝~夜まで比較的自由に時間が使えるため、一気に転職活動を加速させることができる。

但し、プロジェクトの合間が来るのは数ヶ月後、下手すると1年後になってしまうことに加え、合間の期間は長くても2週間程度であり、この方法だけで転職活動を終えることはできない。

2. 有給取得による転職活動日の設定

次は「有給取得による転職活動日の設定」である。

プロジェクトの進行状況を見て、うまく1日だけ有給休暇を取得し、その日に幾つかの面接を固めるというのは一つの方法である。

面接だけに集中できるので、集中力をそがれる心配はない一方、数ヶ月に1度しか使えない方法である。

3. 通院などを理由とした朝時間の確保

コンサルティング業界は比較的朝が遅く、10時ごろまでに席に着いていれば誰も不思議に思わない。

しかし、面接時間や場所の関係上、10時をどうしても過ぎてしまう場合もあれば、プロマネのスタイルとして毎朝9時半からチームミーティングをするといった場合もある。

また、常駐プロジェクトで9時出社が求められる場合などもある。

その時に時間を確保する方法として、例えば「腰痛で3日1回通院しなければいけない」ことを理由とした方法もある。

朝の時間を遅らせる分、夜に取り返すこともできるし、慢性的なケガであれば、しばらくの間は継続して使える方法である。

4. 調査名目の外出による昼~夕方時間の確保

昼~夕方にうまく時間を確保する方法として、調査名目で外出するという方法がある。

ジュニアランクでは足で情報を取ってくることも求められるため、比較的使いやすい方法である。

国会図書館への資料取得や店舗ビジット、調査対象へのヒアリングなど、プロジェクトのテーマに沿って名目を設定できる。

もちろん、調査名目で外出している以上、オフィスに戻ればアウトプットを出す必要があるため、休日などに調査を終えておくといった方法もある。

5. 家族イベントなどを理由とした夜時間の確保

あまり頻繁に使える方法ではないが、家族イベントや友人のお祝いなどを理由として、早めにオフィスを出るといった方法もある。

この方法を違和感なく使うためには、日々のブランディングが大切になるので、「家族/友人を大切にしている」といったことを公言しておく必要がある。

但し、この方法はコンサルタントとして十分な価値を出せていないと「やることができていないのに遊んでいる奴」というレピュテーションリスクもあるので、自身の見られ方も理解した上で判断する必要がある。

どうしても時間を確保できない人向け

どうしても時間を確保できない人には以下の方法があるが、候補企業への伝え方は十分に気を付ける必要がある。

早朝 or 深夜

プロジェクトの都合上、どうしても早朝か深夜しか時間を確保できないという人も多いだろう。

その際は、低姿勢で候補先企業にお願いし、面接の際は丁寧に御礼を伝えることが必要である。

稀に、「コンサルは多忙なので、この時間になるのはしょうがない」といった態度で臨まれる方がおり、能力面では評価されているものの、人間性の面でオファーを貰えないといった例を耳にする。

コンサル業界の時間感覚は、一般的な時間感覚とは異なる。

コンサルタントにとってはまだ仕事の時間でも、面接官にとっては家で寝る時間なのである。

ぜひそのことを踏まえて、早朝や深夜の時間帯は使って頂きたい。

ポストコンサル転職をする上で"絶対に"やるべきこと

なお、転職の第一歩は悶々と一人で悩むことではなく、自分の市場価値や求人状況をエージェントから聞くことである。

一口にコンサルと言っても、経験したプロジェクトも大きく異なるため、個々人によって専門性もスキルセットも大きく変わってくる。

嘘のような話だが、エージェントの中にはこの辺の違いを理解できてない人多く、全く自分にあった求人が出てこないということが多い。

そのため、コンサル業界知識やポストコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

具体的には、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングや、金融やコンサルなどのハイクラス転職に特化したコトラに登録すべきである。

仮に最適なエージェントを選ぶことができなければ、最適な求人に出会えないことはもちろん、自分自身を安売りしてしまうリスクも存在する。

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筆者の2度のポストコンサル転職の経験を凝縮しているため、間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

そもそもポストコンサル転職の経験がない人が書いている記事も散見される。

上記の記事はポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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