辞めたい?SEからのおすすめの転職先とメリット・デメリットを徹底解説

IT人材不足と言われる中でSEは貴重な人材である。そんな転職市場からのニーズも相まって毎年多くの人がSEから他業種への転職を行っている。本記事では、実際にSEとして働いている人のリアルな声をもとに、SEを辞めたい理由やおすすめの転職先などについて徹底解説していく。

転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントは以下にまとめているので参考にしてほしい。

▼SEからITコンサルへの転職を考えている人向け

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▼SEからwebエンジニアへの転職を考えている人向け

SEからwebエンジニアへの転職を検討している人は、まずはIT業界への転職に強みを持つビズリーチに登録することをおすすめしたい。

SEを辞めたいと思う理由

実際にSEとして勤めている複数の方々から話を聞くと、SEを辞めたいと思う理由は以下のようにまとめられる。

  • 厳しい納期に追われる
  • ワークライフバランスが保てない
  • ソリューションありきの仕事になってしまう
  • 昇進すればするほど管理業務の比率が上がる

1. 厳しい納期に追われる

SEから辞めたい理由として最も多いのが「厳しい納期に追われる」という声である。SEは基本的にクライアントから発注を受けてシステムを開発するため、スケジュールがクライアントに依存するケースが多い。

さらに、営業職が他社との差別化を図るため、多少無理なスケジュールでも受注するケースも珍しくなく、結果として非常にタイトなスケジュールで納品を迫られるなど、時間的な余裕がなく心身ともに疲弊してしまう傾向が強い。

2. ワークライフバランスが保てない

もちろんプロジェクトのフェーズにもよるが、SEは平均的に激務で残業時間が長い傾向にある。そのため、「ワークライフバランスが保てない」という理由でSEを辞めたいという人は多い。

特にプロジェクト期間は開発業務に専念する必要があり、月間で60時間以上の残業があったりと、平日に自分の時間を作るのが難しい実態がある。仕事で疲れて息抜きをする暇もなく、結果としてライフワークバランスが崩れてしまうというリスクがある。

3. ソリューションありきの仕事になってしまう

SEの仕事はクライアントワークと呼ばれ、クライアントが抱える何らかの課題を解決することが求められる。ただしこれはあくまで一般論であり、実態としてはソリューションありきの提案になってしまっていることも多い。

SEとして経験を積めば積むほど、「自分のこの仕事は本当にクライアントのためになっているのか?」という疑問にぶつかることになり、SEを辞めたいと考える人も多い。

4. 昇進すればするほど管理業務の比率が上がる

SEの場合は昇進をしてもIT戦略や業務要件定義に関わることができるというわけではなく、PM(プロジェクトマネージャー)や管理職業務の割合が高まっていく傾向が強い。

プロジェクトマネジメントならまだしも、社内調整やクライアント調整に掛かる時間が増えてくると仕事に意義を見いだせなくなる瞬間も多くなる。また、大転職時代と言われる現代において、管理業務の経験だけを積むことはむしろ市場価値としてマイナスである。

こうした点からSEを辞めたいと考える人も多いようだ。

SEを辞めて転職するメリット

市場価値が高く引く手数多のSEを辞めて転職することで得られるメリットは、主に以下のようにまとめられる。

  • ワークライフバランスを向上させることができる
  • 年収UPを狙うことができる
  • スキル・経験の幅を広げることができる

1. ワークライフバランスを向上させることができる

基本的に激務であることが多いSEを辞めて転職することでワークライフバランスを向上させることができる。特に近年では多くの企業においてIT人材の採用需要が高く、中でもSEの需要は高い。

そのためSEから転職する際は幅広い選択肢があり、その中から残業時間が少ないホワイトな企業のIT部門に転職することも十分可能である。

2. 年収UPを狙うことができる

もちろんSEから事業会社のIT部門への転職においても年収UPを狙うことができるが、より確実に大幅年収UPを狙うのであればITコンサルへの転職が可能である。現在ITコンサルの注目が集まっているが、多くの募集要項で実際の開発経験が必須とされている。

そのため実際にSEとして開発業務を行った経験は、ITコンサルへの転職で有利になるのだ。またITコンサルになると経営コンサルへの転職も可能になるので、さらなる年収UPの選択肢も手に入れることができる。

3. スキル・経験を広げることができる

前述の通り、SEの場合は昇進すればするほど管理業務の比率が急激に高まるため、スキルや経験を広げることができないという特徴がある。

しかし転職することで、これまでのSE経験の上に新たなスキルや経験を積み上げることができる。その結果としてIT企画や業務企画、DX推進といったキャリアの選択肢を描くことができるようになる。

SEを辞めて転職するデメリット

一方でSEを辞めて転職する場合は以下のようなデメリットも存在する。

  • 働き方が大きく変わる
  • 年収が下がるリスクもある

1. 働き方が大きく変わる

SEはある種特殊な働き方であるため、SEを辞めて転職する場合はチーム内でのコミュニケーション方法から、連携方法、共通言語を含めて働き方が変わることを覚悟しておく必要がある。

実際に「自分が伝えたつもりでも伝わっていないことが多くストレスが多い」(SE→事業会社IT部門)といった声もある。特にSE歴が長ければ長いほど新しい働き方に適応するハードルは高くなるため、SEを辞めて転職する場合ぜひ留意しておきたい。

2. 年収が下がるリスクもある

さきほどはSEを辞めて転職すると年収が上がる可能性があると紹介したが、一方で下がるリスクも存在する。特に近年は市場価値が高く求人倍率が高いSEは、過度に年収が上がっていることも多く、SEを辞めて転職するとなると必然的に年収が下がるリスクがあるのだ。

SEからのおすすめの転職先

コンサルキャリアとしてSEからの転職先でおすすめできるのは下記の2つである。

  • ITコンサル
  • webエンジニア

ITコンサル

SEからの転職先として圧倒的におすすめできるのがITコンサルである。SEからの経験・スキルを活用できるだけでなく、年収UPや市場価値UP(その後の転職時の選択肢増加)といったメリットがある。

実際に"DX"が大きなトレンドとなるITコンサル領域においてSEの採用ニーズは非常に大きいと言う。

DX領域のコンサルティングを行う上ではビジネスとテクノロジーの両方の知見が必要ですが、後から身につけるという視点で見たときにやはりテクノロジーの方がイニシャルの学習コストが大きいためハードルが高くなります。

テクノロジーの知見があることはもちろん、SIer/SEの仕事はビジネスサイドで構想したものをITで実現することになるため、ビジネスサイドの視点にも触れる機会があることから、DX人材としての評価がされやすい傾向にあります。

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また仕事面を見ても、ITコンサルはSEが関与する仕事の上流から手掛けるために、やりがいが増えるという声も多い。

webエンジニア

次にSEからの転職先としておすすめできるのがwebエンジニアである。リクルートや楽天といったメガベンチャーから、スタートアップまで幅広い選択肢があるが、いずれも自社サービスの開発・運営を手掛けることになる。

webエンジニアは"引く手数多"の状態であり、企業間の転職もより簡単にできるようになるため、さらなる転職により年収をUPさせていくことも可能である。

SEからの転職でおすすめのエージェント

SEからのおすすめの転職先として本記事では「ITコンサル」と「webエンジニア」をご紹介したが、その他の選択肢も多い。一方で、すべて業界/業種において強みをもつ転職エージェントというのは存在しておらず、自身の志向に応じたエージェントを選ぶ必要がある。

SEからITコンサルへの転職

assign

ASSIGNは20代-30代ハイエンドのキャリア支援に特化した転職エージェントで、 一人一人に向き合った支援で長期的なキャリア形成をサポートすることに強みを持つ。2021年には「ビズリーチ」が主催する「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」にて、取締役・奥井氏が、総合的に最も高い結果を残したキャリアエージェントに贈られる 「ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤー(大賞)」を受賞している。特にコンサルでどのようにキャリアを作っていくべきかといった点まで支援して欲しい人におすすめである。

▼特徴

  • ただの求人紹介に留まらない長期的なキャリア形成のサポート
  • コンサル出身者によるリアルな選考対策
  • Bizreachにて実績上位3%となる最高ランク認定、「ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤー(大賞)」を受賞などの豊富な実績

SEからwebエンジニアへの転職

bizreach

ビズリーチは求職者が登録するだけで様々な企業やヘッドハンターからオファーが届くというサービスである。企業やヘッドハンターは登録者の匿名のレジュメを見てスカウトを出すという仕組みであり、スカウト機能であれば利用料は無料なので、ぜひとも登録だけでもしたいサービスである。

直近で転職に対して強い志望がない場合でも、登録しておくだけでオファー内容から簡単に自分の市場価値を把握することができ、非常に有用なサービスとなっている。

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  • 大手企業からベンチャー企業まで幅広い企業からオファーが届く
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SEからの転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

上記の記事はSEからの転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや知人たちの実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

よりビジネスに近い距離でIT経験を生かした仕事に興味ある方はこちらの記事でを参考にしていただきたい。

参考:社内SE・情シスの仕事内容・特徴からメリット・デメリットを解説

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