インフキュリオンは「金融×テクノロジー」の力で社会変革を推進するDXカンパニーとして、高いプレゼンスを確立している。
本記事では現役・元インフキュリオン員へのインタビューを踏まえて年収構造・事情など、様々な視点からインフキュリオン年収について徹底解説していく。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役・元インフキュリオン社員複数人にインタビューを行っている。
- インフキュリオンの年収(役職別・年齢別)
- インフキュリオンの年収制度
- インフキュリオンで年収を上げる方法
- インフキュリオンの年収のリアル(生活水準や口コミ)
インフキュリオンへの転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。
Contents
インフキュリオンの役職別・年齢別の年収
インフキュリオンの役職 | 年次(目安) | 年収(目安) |
アソシエイト | 1~2年目 | 450~550万円 |
コンサルタント | 2~4年目 | 650~750万円 |
シニアコンサルタント | 5~8年目 | 800~1,000万円 |
マネージャー | 9年目~ | 1,100~1,400万円 |
シニアマネージャー | 実力による | 1,500~1,800万円 |
ディレクター | 実力による | 2,000万円~ |
上記はインフキュリオンの役職別・年齢別の目安年収である。
役職に紐づく形で年収レンジが定められており、年収レンジの中では評価の積み重ねで変わってくる。
アソシエイト
インフキュリオンのアソシエイトは、プロジェクトのアシスタント領域全般を担う。
主な作業としては、プロジェクトのフレームワークに沿って必要な情報収集や調査、分析作業を行うだけでなく、調査結果や分析結果をアウトプットにまとめたり、報告書の一部を作成したりすることもある。
また、アソシエイトでは、考える力・仕事の進め方・ITスキルなどをベースに自身の作業をコントロールし、求められた成果を残すことが求められる。
新入社員、コンサルティングファーム未経験(事業会社経験)の第二新卒の大半はアソシエイトとして入社することとなり年収レンジは450~550万円程度となる。
コンサルタント
インフキュリオンのコンサルタントは、アソシエイトの業務に加えて、タスク管理、クライアントへの報告等を担当する。
また、一定の領域において、自らの力で日常業務レベルの課題に対して解決策の方針策定や実行を行うことで、プロジェクトの推進に貢献できることが求められる。
コンサルタントには2~4年目程で昇格するケースが多い。
コンサルティングファーム経験の第二新卒の大半、20代後半のコンサルティングファーム未経験者(事業会社経験者)は、コンサルタントとして入社することとなり、年収レンジは650~750万円程度となる。
シニアコンサルタント
インフキュリオンのシニアコンサルタントは、プロジェクトメンバーのリーダー役として、プロジェクトのアウトプット作成に必要とされる詳細な作業設計、コンサルタントやジュニアコンサルタントへの仕事の割り振りや指示・レビュー・指導、プロジェクトで導き出すべきメッセージの検討など、幅広い業務を担当する。
シニアコンサルタントには5~8年目程で昇格するケースが多い。
また、20代後半~30代前半のコンサルティングファーム未経験者(事業会社経験者)は、シニアコンサルタントとして入社することが多い。
年収レンジは800~1,000万円程度となる。
マネージャー
インフキュリオンのマネージャーは、プロジェクトの責任者として、プロジェクト全体の課題やリスクを管理しつつ、クライアントの役員層や担当パートナーと議論しながら、プロジェクトの進捗・品質管理を担当する。
マネージャーでは、クライアントの抱える本質的課題を見抜いた上で、プロジェクトで答えを出すべき論点を整理し、全体のフレームワークやワークプラン、報告書の構成やメッセージを考え抜くだけでなく、プロジェクトメンバーとクライアントをリードすることも求められる。
また、マネージャー以上からは稼働率に加えて、売上、および、社内貢献活動が評価に加わる。
そのため、デリバリーだけでなく、提案活動による案件獲得、更には社内活動としてナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等の活動も実施する。
マネージャーには9年以降で昇格するケースが多いが、メンバーのマネジメント能力を昇格の際には特に見極められる。
また、30代で事業会社にてマネージャー・管理職を担当していた経験者(コンサルティングファーム未経験者)は、マネージャーとして入社することが多い。
年収レンジは1,100~1,400万円程度と幅広くなることが特徴的である。
シニアマネージャー
インフキュリオンのシニアマネージャーは、マネージャーより売上評価の比重が高くなるため、プロジェクトのデリバリーの責任者としての活動よりも、クライアントへの提案活動に比重が高くなる。
そのため、新規プロジェクトの獲得と、担当クライアントとの長期的な関係構築・維持し、規模の大きな案件を獲得することが求められる。
また、クライアントワーク以外にも、社内活動(ナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等)のリーダーとしても活動するが、マネージャー以下よりも、更に、案件獲得と会社経営という視点での活動が重視される。
シニアマネージャーには実力次第で昇格し、年収レンジは1,500~1,800万円程度と幅広くなることが特徴的である。
ディレクター
インフキュリオンのディレクターは、インフキュリオンの顔、かつ、売上責任を持った実質的な事業責任者としてクライアントからの案件獲得だけでなく、経営方針の決定等、会社役員としての活動を担当するため、特定の産業・機能の専門家として、グローバルに活躍することが求められる。
また、売上貢献、クライアントの役員との関係構築はもちろんのこと、育成、採用、ガバナンスの統制、多様性の促進等、様々な経営活動が求められる。
ディレクターに昇格するためには、売上貢献だけでなく、社内で「顔が利く」存在になる必要もあるため、他の部署のディレクターからも、ある程度、認知されており、信頼されていることが重視される。
年収レンジは2,000万円~と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
インフキュリオンの年収制度
インフキュリオンでは、半期ごとに各プロジェクトでの成果に関する評価会を実施し、そこでの結果を踏まえて昇給・昇格、および、賞与が決まるという年収制度を導入している。
この特徴は、社員の考え方次第で、「ポジティブな効果」と「ネガティブな影響」が出ていると言える。
例えば、四半期ごとのように、もっと頻繁に評価会を実施してほしいという社員がいた、一方で、現状の頻度がちょうど良いという社員もいました。私は、どちらかというと半期ごとが良かったですね。評価の感覚が短すぎると、自分自身が成長したのかどうか、分かりませんから。
元インフキュリオン社員A氏
インフキュリオンの評価制度
インフキュリオンでは、年2回の評価会で賞与、および、昇給・昇格が決まる。
具体的な各階級の従業員は、下記の通りの評価ウエイトで査定される。
シニアコンサルタント以下は、稼働率が評価の100%を占め、稼働率のノルマ(85%以上)を達成していることはもちろんのこと、従事したプロジェクトの貢献度合い(定例資料のストーリー構成、クライアントとのディスカッションの様子、成果物の品質等)を評価される。
マネージャー以上は、売上が評価の60~70%であり、稼働率が評価の10%を占め、社内イベントや仕組み作り等の社内貢献が評価の20~30%を占めており、職階が高いほど、売上のノルマ額は高くなる。更には、会社経営の貢献度合い(若手育成、新規顧客の開拓等)も評価される。
シニアコンサルタント以下は、基本的にマネージャーが評価者となります。そして、マネージャーが評価会にて担当の社員のアピールをしてくれます。マネージャー以上はそれぞれの上位の職階の社員に評価されます。定性的・定量的、両面での評価を行いますので、比較的、納得感がある評価制度を採用していると思いますね。
現役インフキュリオン社員B氏
インフキュリオンの残業代
みなし残業代として45時間分が給与に入っているが、月間の残業時間が45時間を超えれば、その分の残業代が支給される。
みなし残業代の時間としては他のコンサルティングファームと同じくらいの水準だと思います。残業が少なくても、45時間分は残業代として支給されるので、仕事が早い人にとっては嬉しい制度ですよね。
現役インフキュリオン社員C氏
インフキュリオンの賞与
インフキュリオンでは、賞与が年2回(4月、10月)に支給される制度を導入している。
金額としては、月給の3ヶ月分を年2回に分けて支給している。
賞与の金額は、基本給に比例して高くなります。なので、昇給・昇格をすればするほど、賞与も高くなります。
現役インフキュリオン社員D氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
インフキュリオンの生活水準
以下ではインフキュリオンの年収を踏まえたリアルすぎる生活水準を紹介する。
実際のインタビューを踏まえた内容であるため、ぜひ参考にしていただきたい。
コンサルタントの生活水準
インフキュリオンのコンサルタントの場合、評価にもよるがおおよそ手取りは35万円程度になる。
例えば、一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。
項目 | 収入 | 支出 |
手取り | 35.0万円 | |
家賃 | 9.0万円 | |
食費 | 6.0万円 | |
光熱費 | 1.5万円 | |
通信費 | 1.5万円 | |
交際費・趣味娯楽費 | 6.0万円 | |
医療・保険費 | 1.0万円 | |
衣服・美容費 | 1.0万円 | |
交通費 | 0.5万円 | |
雑費 | 1.5万円 | |
貯金 | 7.0万円 |
手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。一方で、オフィスの近くに住むなど都心部に住もうと思うとなかなか厳しい水準ではある。(オフィス近くに住もうとすると12~15万円程度の家賃となる)
そのため、住まいとしてはオフィスから比較的アクセスが良い、東西線や三田線、千代田線などで15分程度離れたところに住んでいる人が多い。
とは言え、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。
食費に関してもそこまで切り詰める必要はなく、6万円程度使うことができる。手取り35万であれば余程豪遊をしない限り、月に7~10万円程度の貯金もできるため、かなり余裕のある暮らしができる。
また、書籍購入制度、資格支援制度(対象資格の受験料、合格祝い金)、セミナー参加費補助を導入しているなど、特に成長意欲旺盛な若手社員にとっては、経済的負担無く、自己成長できる環境が整っていることも、インフキュリオンで働くメリットとなっているようだ。
マネージャーの生活水準
インフキュリオンのマネージャーだと年収1,100万円以上になるが、月々の手取りベースにすると約60万円程度となる。
マネージャーでも独身の人もいるが、以下では配偶者・子ども(一人)と家族暮らしの場合の生活水準イメージをご紹介する。
項目 | 収入 | 支出 |
手取り | 60.0万円 | |
家賃 | 20.0万円 | |
食費 | 10.0万円 | |
光熱費 | 2.5万円 | |
通信費 | 2.5万円 | |
養育費 | 2.0万円 | |
交際費・趣味娯楽費 | 4.0万円 | |
医療・保険費 | 2.5万円 | |
衣服・美容費 | 3.0万円 | |
交通費 | 1.0万円 | |
雑費 | 2.0万円 | |
貯金 | 10.5万円 |
年収1,100万円で家族3人で暮らす場合は、大きな不自由をすることなく暮らすことはできる。
ただ配偶者+子供となると、住まいに関しては最低でも2~3DLKは確保したいところであり、東京都内の主要区に暮らす場合は家賃18~20万円ほどになる。
また子供の年齢にもよるが、習い事や塾、私立への進学もある程度は無理なく対応できるため、教育面での心配も大きくはない。ただし、年収1,100万円では決して贅沢な暮らしはできないという点を肝に命じて置く必要がある。
年収1,100万円というとどうしても「高年収」という意識を持ってしまう人もいるが、家族3人暮らしの場合は都心に住むことは難しく(築年数やマンショングレードなど何かしらの妥協は必要)、外食などを頻繁に行くことも難しい。
一方で、リモートワーク支援制度(備品補助)、在宅勤務手当(毎月3,000円)、従業員持株会等、家庭事情を考慮した働き方をしたい社員や、将来が不安な社員向けの制度も用意しており、多くの社員が余裕を持って働くことができる環境を整えていることも事実である。
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
【現役社員が教える】インフキュリオンで年収を上げる方法
以下ではインフキュリオンで年収を上げる方法を「転職時」と「転職後」に分けてご紹介する。
転職時
転職の場合、「本人の希望年収」、「面接での評価」、「本人の専門性」を総合的に考慮して年収が決まる。
年収を上げる方法としては、「面接でのきちんとした受け答えができる」という前提ではあるが、基本的に他ファーム・企業から高い年収でオファーをもらっていることをチラかせながら提示された年収から+α乗せて「本人の希望年収」を伝えれば十分に年収を上げることは可能である。
特にインフキュリオンは、金融・決済領域を中心としたプラットフォーム提供、および、コンサルティングサービスを得意としているため、関連する領域のスキル・経験を有する人材は高年収を手に入れることができる可能性が高い。
金融・決済領域に強みを持つ弊社なので、必ずしもコンサルティングファーム出身者だけが対象ではありません。銀行やフィンテック企業出身者も年収を上げて入社していますので、「何を経験してきたか」が重要になるようです。
現役インフキュリオン社員E氏
転職後
インフキュリオンへの転職後の年収は役職や評価に大きく依存することになる。
そのため、シニアコンサルタント以下は目の前のプロジェクトで成果を出すこと、マネージャー以上は売上ノルマの達成、社内活動等で成果を出すことが非常に重要になる。
実際、現役インフキュリオン社員に話を伺うと以下にようなTipsがあがっていた。
期初に立てたOKRの達成度、および、自己アピールが評価には重要となります。プロジェクトの中で自分が達成したことを、都度、メモしておくと評価の際に活用できますよ。
現役インフキュリオン社員B氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
インフキュリオン現役社員が教える年収の"リアル"
半期ごとの評価会によって、昇給・昇格、および、賞与が決まるという特徴を持つインフキュリオンであるが、現役インフキュリオン社員に現状の年収に対してポジティブ・ネガティブに思うことをお聞きした。
リアルな生の声であるためぜひ参考にしていただきたい。
ポジティブ
昇給・昇格のチャンスが年2回あることは、働く社員にとってもモチベーションとなっていると思います。これが年1回だったら、その年が昇格できなかった場合にモチベーションを維持するのが難しいので。
現役インフキュリオン社員C氏
職階によって、年収が定められているので、社員からすると分かりやすいですね。目標とする年収と、それを実現するための職階が分かるのは、透明性があって良いと思います。
現役インフキュリオン社員D氏
ネガティブ
外資系や総合系のコンサルティングファームと比べて、年収が低いと言う社員がいるようですが、それは本人次第だと思います。若くして、競合他社の年収と匹敵するくらいの年収をもらっている社員もいますので、頑張り次第では、高給取りになれますよ。
現役インフキュリオン社員E氏
「評価が評価者に依存している」と不満を漏らす社員が少なからずいるという噂を聞いたことがありますが、評価は評価者だけで決まるものでありません。評価会にて、他のマネージャーから仕事ぶりについて意見があったり、議論した結果として評価につながりますから、客観的に評価できています。
現役インフキュリオン社員B氏
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
会社名 | 株式会社Flow Group |
会社HP | https://consul-career.com/corp/ |
所在地 | 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F |
法人番号 | 5011001129632 |
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 | 13ーユー315272 |
適格請求書事業者登録番号 | T5011001129632 |