三菱総合研究所(MRI)への転職徹底解説 | 年収・難易度・激務

三菱総合研究所は国内のシンクタンク業界で2番目に高い売り上げを誇り、転職市場でも非常に人気の高い企業の一つである。本記事では、そんな三菱総合研究所の年収やリアルな評判、転職難易度、激務の実態などの転職情報を徹底解説していく。

三菱総合研究所への転職を検討している人は、シンクタンクを含むコンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

詳細については以下の記事をご覧いただきたい。

シンクタンク・コンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

三菱総合研究所(MRI)の年収

年齢(目安) 年収(目安)
~29歳 500~700万円
30~34歳 700~800万円
35~39歳 800~900万円
40~44歳 860~1000万円
45~49歳 980~1100万円
50歳~ 1000~1200万円

上記は三菱総合研究所(MRI)の年齢別の目安年収である。三菱総合研究所の年収は、コンサルティング業界と比較すると決して高くないものの、40歳前半までは着実に年収が上がっていく構造となっており、40代前半で年収1000万円に到達する。

高年収と言われるコンサル業界(外資系)と比較しなければ、三菱総合研究所の年収は高い水準と言える。20代後半で700万円に到達し、その後おおよそ年齢5つ刻みで100万円年収が上がっていく形となっている。

30代前半で700~800万円、30代後半で800~900万円で、40代前半で1000万円に到達する。一方で、三菱総合研究所の年収の特徴でもあるが、40歳前半を過ぎるとほとんど上がらない。

40代前半まで着実に年収が上がり、かつほぼ確実に年収1000万円が超える一方で、激務である三菱総合研究所において「この年収だと割に合わない」といった声も挙がっている。

平均年収競合比較

mri-average-income

上記は三菱総合研究所と競合企業の平均年収比較である。「この年収だと割に合わない」という現役社員の声を紹介したが、一方で競合と比較するとかなり高い水準であることが分かる。

国内有数の高年収企業である野村総研(NRI)には劣後するものの、タナベ経営や船井総研と比較すると平均年収が3-400万円程度高い。

nri-mri-average-income

上記は同じシンクタンクである野村総合研究所と三菱総合研究所の平均年収を比較したものである。シンクタンクの中でもトップの高年収を誇る野村総合研究所と比較すると、2017年度以降は三菱総合研究所の年収は200万程度低い水準となっている。

とは言え、前述の通り年功序列色の強い年収構造となっている三菱総合研究所では、40歳前半までで確実に年収1000万円に到達することができるため、"手堅く高年収を得たい"という人にとっては魅力的な転職先と言える。

生活水準

三菱総合研究所(MRI)における生活水準イメージをご紹介する。以下では30代前半で年収としては700~800万円、月々の手取りとしては35万円程度という前提で、独身・配偶者&子供ありという2つのケースをご紹介する。

▼一人暮らしのケース

項目 収入 支出
手取り 35.0万円
家賃 9.0万円
食費 6.0万円
光熱費 1.5万円
通信費 1.5万円
交際費・趣味娯楽費 6.0万円
医療・保険費 1.0万円
衣服・美容費 1.0万円
交通費 0.5万円
雑費 1.5万円
貯金 7.0万円

手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。住む家にこだわることや趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。

また食費に関しては、自炊をメインに切り替えて外食を避けることでさらに2万円ほどは抑えることもできるだろう。医療費や美容費に関しても、その月に特に通う必要が無ければそこまでお金がかからず、貯金や趣味に回すことも可能だ。

そのため、手取り35万であれば余程豪遊をしない限り、月に7~10万円程度の貯金もできる。

▼配偶者・子ども(一人)ケース

家賃 11.0万円
食費 8.5万円
光熱費 2.0万円
通信費 2.0万円
養育費 1.5万円
交際費・趣味娯楽費 2.0万円
医療・保険費 2.5万円
衣服・美容費 1.5万円
交通費 0.5万円
雑費 1.5万円
貯金 2.0万円

結論として、手取り35万円の収入があれば、シングルワークで家族3人を養うことは可能である。ただし、上記の通り生活水準としてはあまり高くないため、贅沢を控え節約をすることが大前提となる。

特に食費に関しては自炊が前提であり、外食で済ませることは極力抑えていかないと、月々の収支がマイナスになるリスクもある。また、電気のつけっぱなしや、エアコンの温度調整など、光熱費への配慮も必要であり、生活を通してなるべく節約の意識は必要だ。

食費以外に抑えられるとしたら家賃が候補にあがるが、3人家族ともなると最低でも2LDKは必要となってくるため、都心であれば最低でも10万円ほどは家賃で引かれることになるだろう。そのため、都心から離れて郊外へ引っ越すか、築年数や立地条件を妥協して家賃にかかる出費を抑えることも求められる。

競合比較をしても高い年収である三菱総研だが、家族構成にもよるが都内で暮らそうとなると決して余裕のある生活はできないというのが実態である。

▼おすすめの転職エージェント

三菱総合研究所(MRI)の転職難易度

結論から言うと、三菱総合研究所の転職難易度は高いと言える。以下が三菱総合研究所の転職難易度が高いとされている理由である。

  • シンクタンクの中でも特に人気企業である
  • シンクタンク、もしくはコンサルでの実務経験がシンクタンク部門の募集で必須である
  • 部署によってはTOEIC800点、もしくはビジネスレベルの中国語スキルが求められる

    三菱総合研究所のシンクタンク部門では通年中途採用を行っているが、専門的な実務経験や部署によっては高度な語学力など、求められるスキルが非常に高いのが特徴だ。またこれらの難易度の高いハードルに加え、三菱総合研究所は人気企業のため毎年応募者の人数も非常に多い。

    さらに応募者もキャリアアップ思考が強く優秀な人材が多いため、内定獲得は非常に厳しい戦いになることが予想される。そんな転職難易度の高い三菱総合研究所の選考の突破を目指すのであれば、シンクタンク業界への転職支援実績が豊富なエージェントを利用することをおすすめしたい。

    ▼おすすめの転職エージェント

    三菱総合研究所(MRI)は激務の実態

    シンクタンク業界は全体的に激務とされており、三菱総合研究所も他の企業と比べるとやや激務の部類に入る。三菱総合研究所は以下の理由から激務だとされている。

    • 長期間にわたり調査を行うため業務量が多く、月間平均40時間を超える残業が発生している
    • 各プロジェクトでレベルの高い調査結果が求めれるため、多くの専門的な知識のインプットが必要になる

      三菱総合研究所では求められる仕事の質の高さや、業務量などから激務に感じている社員も少なくない。一方で、シンクタンク業界で月間40時間の残業は比較的少ない点に加え、フレックスタイムやリモートワークを積極的に推奨しているため、業界水準から考えると比較的働きやすい環境となっているようだ。

      実力があればプロジェクトの裁量も大きく社員に任せている点から、自身のレベルによって働き方も大きく変えることができる環境にある。三菱総合研究所は一般企業と比べると激務にはなるものの、シンクタンク業界全体と比較すると比較的ホワイト企業としての側面がある。

      ▼おすすめの転職エージェント

      三菱総合研究所(MRI)の企業概要

      三菱総合研究所はMitsubishi Research Instituteの頭文字を取ってMRIと略されることも多い。本社を東京に構える三菱総合研究所は、1970年に三菱の100周年記念事業としてスタートしたシンクタンクである。

      現在三菱総合研究所には836人の人材が在籍し、プロジェクト数は年間で1,800を超える規模である。ITストラテジストやシステムアーキテクト、データベーススペシャリストなど、高い専門性を持つ人材を有する国内トップクラスのシンクタンクである。

      また有価証券報告書によると、第51期となる2020年の売り上げは約920億円となっており、ここ5年で順調に成長を続けている。売上の内訳はシンクタンクコンサルティングで38%、ITサービスで62%とIT分野にも非常に力を入れており、取引先も官公庁、金融、一般産業など幅広い業界へ様々な支援を行っているのが特徴だ。

      三菱総合研究所(MRI)の中途求人

      mri-mid-career-recruitment

      上記が三菱総合研究所のシンクタンク部門およびコンサルティング部門における中途の求人である。このほかに「営業・海外」「研究開発部門」「コーポレート部門」にて求人が出ている。

      三菱総合研究所は総合職であっても基本的に職種別の採用になるため、募集職種の中から自分に最適な求人を選んで応募することになる。一方で、募集職種だけ見ても自分に最適な求人か否かを見定めることは難しい。

      そのため、募集職種を決める上では三菱総研などへの転職支援実績が豊富なエージェントを利用して、アドバイスを受けることをおすすめしたい。

      ▼おすすめの転職エージェント

      三菱総合研究所の評判

      前述通り、業界全体と比較すると三菱総合研究所の労働環境が良い方であり、さらに年収も高い部類に入る。そのため、現役社員からの三菱総合研究所の全体的な評判は比較的高い結果となっている。

      ▼ポジティブな評判まとめ

      • 個人の裁量が大きいため、自由度の高い働き方を実現できる
      • 多種多様な案件があり、レベルも非常に高いため自身の成長が実感する環境にある
      • メインクライアントが官公庁のため、法令順守が徹底されており会社全体として方向性が統一されている

        三菱総合研究所では、もともとプロジェクトの裁量をある程度個人に任せる風潮があったが、コロナウィルスの影響などもあり積極的にリモートワークやフレックスタイム推奨している。そのため、現在ではさらに働き方の自由度が高くなっており、この点が高い評判に繋がっているようだ。

        また法令順守が徹底されている中、個人の裁量が大きいため上司や先輩が積極的に案件のバックアップをしてくれるなど、チームワークの良さについても現役社員から好評である。

        ▼ネガティブな評判まとめ

        • 官公庁案件ばかりに注力しているため、一般企業の取引数が伸びていない
        • 希望部署に配属されなかったため、自分の持っているスキルを最大限に活かせていないと感じる
        • ボーナスが支給された後に上司の評価が開示されるため、納得がいかなくても話し合いの余地がなく、評価制度の透明性がない

          官公庁との取引に強みがある三菱総合研究所だが、逆を言えば一般企業との取引が少ないとも取れるため、様々な業界へ支援をしたいと感じている社員からはあまり評判が良くないのが現状である。

          また三菱総合研究所はややトップダウンの傾向が強く、良くも悪くも典型的な日本企業の体制である。結果さえ残していれば、個人の裁量に任せてもらえるものの、中には希望の部署へ配属されないケースなど、社員の声が届きにくい側面も見られる。

          ▼おすすめの転職エージェント

          三菱総合研究所への転職でおすすめのエージェント

          三菱総合研究所は非常に人気のある企業であり、その分転職難易度も高い水準となっている。そのため、三菱総合研究所への転職を目指すのであればシンクタンク・コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

          具体的には、シンクタンクを含むコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。

          axis-consulting

          おすすめ度:★★★★★

          アクシスコンサルティングはコンサル/ポストコンサル転職に特化したエージェントである。特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。

          ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。

          fig1-4

          Aさん
          (シンクタンク転職者)
          シンクタンクは求人内容が分かりにくいが、アクシスさんは業界知識が豊富なので
          様々な具体例に基づいて納得感のあるアドバイスを受けることができました。
          また、口コミ通りとにかく支援が手厚かったのも印象的でした。

          fig1-4

          Bさん
          (総合コンサル転職者)
          業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、
          個別具体なアドバイスを頂けました。
          他に大手エージェントにも登録していましたが、
          アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。

          転職エージェントは沢山存在するが、シンクタンク・コンサル業界に精通していないと特殊で難易度が高いコンサル面接に対する対策を行うことはできない。嘘のような話だが、シンクタンク・コンサル転職を支援できると掲げながら、まともな対策ができないエージェントも多数存在する。

          consul-tenshoku

          シンクタンク・コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

          上記の記事はシンクタンク・コンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

          Visited 385 times, 1 visit(s) today
          おすすめの記事