ここ数年のフリーコンサルというキャリアの人気を支えているのが、Strategy Consultant Bankなどのフリーコンサルに案件を紹介してくれるフリーコンサルエージェントである。
本記事では、戦略策定などの上流案件に強みを持つStrategy Consultant Bank(SCB)の評判や特徴を解説していく。
フリーコンサルへの独立を検討されている人は、おすすめのフリーコンサル向け案件紹介マッチングエージェントの記事を参考にしていただきたい。
Contents
Strategy Consultant Bankとは
Strategy Consultant Bankは、株式会社Groovementが運営するサービスで戦略策定などの上流案件に強みを持つフリーコンサルタント案件マッチング・エージェントである。デロイト・国内戦略ファーム出身者が立ち上げたサービスであり、マッチング制度の高さも魅力の1つである。
▼特徴
- 元コンサルによる高いマッチング精度
- 戦略策定/高単価案件が豊富
- 有名コンサルファーム出身者など登録者を厳選
Strategy Consultant Bankの評価
コンサルキャリアには数年来フリーコンサルとして活動するメンバーがおり、複数のフリーコンサルエージェントから仕事の紹介を受けてきた。
そうした経験から「案件単価」「案件種類」「担当者の質」という3つの軸でStrategy Consultant Bankを評価すると以下のイメージである。
上流特化のサービスで有名ファーム出身者は登録Must
「独立を検討した当時は戦略メインを扱うサービスというのが存在しなかった」という代表の原体験を元に立ち上げられた上流に特化した数少ないサービス。ブティックファームやVC、スタートアップなので珍しいクライアントの案件も取り扱っている。
元・戦略コンサルがマッチングを行うため、高い精度のマッチングが大きな強みになっている。
登録者は有名コンサルファームに厳選しているため、有名コンサルファーム出身者であれば必ず登録しておきたいサービスである。
Strategy Consultant Bankと他エージェントとの比較
上記は、コンサルキャリア運営メンバーや知人たちの経験を基に作成したフリーコンサル案件マッチングサービス・エージェントの比較表である。
フリーコンサル案件マッチングサービス・エージェントと一言で言っても得意とする領域が各社で大きく異る。戦略案件やIT案件に特化した企業もいれば全方位的に取り扱っているエージェントも存在する。
また、比較的ライトな低単価案件を中心に取り扱う企業もいれば、重めだがその分高単価の案件を中心に取り扱う企業もいる。
Strategy Consultant Bankは戦略特化であるため一番右側に位置している。戦略ファームまたは総合ファームの戦略部門出身であれば、あわせて同じく戦略特化でかつ豊富な高単価案件を取り扱うHiTalentにも登録しておきたい。
Strategy Consultant Bankの評判
1. 上流案件が多い
Strategy Consultant Bankの評判としてまずあげられるのが「上流案件が多い」という点である。
フリーコンサルエージェント目線で言うと、案件期間が長い(=儲かる)IT案件などを中心に取り扱うことが合理的な選択肢となるが、SCBの場合は敢えて上流案件に特化しているという特徴を持つ。
そのため、「他フリーコンサルエージェントと比較して案件単価も高い」(現役フリーコンサル)という評判もあがっている。
2. 充実したアフターフォロー
Strategy Consultant Bankは、「アフターフォローが充実している」という評判も多い。
SCBでは戦略コンサル経験者が登録者の方との面談からクライアントへの提案まで一貫して行うため、案件や登録者のスキルセットだけでなく、案件の"状況"まで解像度高く把握することができる。
そのため、稼働率等を定期的にチェックし、状況によってクライアントとの各種調整を行うなど、充実したアフターフォローが可能となっているようだ。
実際、コンサルキャリアがSCBの代表・浴野氏に独自インタビューした際に以下のようなコメントがあがっていた。
戦略コンサル経験者がクライアントとも一貫してコミュニケーションを取ることで、案件の内容を解像度高く把握することができますし、マッチングに向けたコミットメント力も他サービスと比較してかなり高いと自負しています。
Strategy Consultant Bankの強み
1. 戦略案件特化
Strategy Consultant Bankの強みとしては「戦略案件に特化」していることがあげられる。
「独立を検討した当時は戦略メインを扱うサービスというのが存在しなかった」という代表の原体験を元に立ち上げられた上流に特化した数少ないサービスであり、戦略コンサルタントとして経験を積んできた人にとってはおすすめのサービスとなっている。
戦略案件に特化しており、戦略案件を解像度高く把握しているため、いざ稼働してみると聞いていた状況と違うといったギャップも生じにくい。(総合型エージェントの場合は、どうしても担当の案件に対する理解度が低くなってしまい、その分ギャップが生じやすい)
2. 質の高い担当者
次にStrategy Consultant Bank(SCB)の強みとして、「質の高い担当者」があげられる。
通常フリーコンサル案件マッチングエージェントの場合、コンサル経験のない人が担当者となる場合が多い。しかしSCBの場合は戦略コンサル経験者が登録者との面談からクライアントへの提案まで一貫して行っている。
担当者の質が高いことで、案件のミスマッチが起きないことはもちろん、日々のコミュニケーションをスムーズになったり、細かい要望やを通してくれたりといったメリットがある。
独立するなら絶対にやるべきこと
フリーコンサル向けの案件マッチングサービス市場というのはまだまだ黎明期であり、各社で取り扱う案件が大きく異なる。複数のサービスに登録していても、同時に同じ案件を紹介されることもほとんどない。
そのため、絶対にやるべきことは少なくとも2-3社のサービスに登録しておくことである。戦略コンサルタントであれば、少なくとも以下の2つに登録しておくことをおすすめしたい。
- 戦略~IT案件まで幅広く検討したい人:WithConsul
- 戦略案件を検討したい人(戦略ファーム、総合ファーム戦略部門出身者):HiTalent
また、コンサルキャリアが運営しているSlackグループに登録することもおすすめしたい。フリーコンサル・元コンサル・現役コンサル向けに案件(フルコミ~副業まで)を紹介しているグループで、厳選した案件をご紹介している。
>>Slackグループの登録フォームはこちら
実際に、筆者の知人で安定的に稼ぎ続けている人は必ず2-3社の案件マッチングサービスに登録している。逆に1社にしか登録してない知人の多くが、自分の望むタイミングで案件を紹介してもらえない人も存在する。まだ2-3社に登録していない人は、以下の記事が役に立つと確信している。