事業会社で経験を積んだ後、コンサルティングファームに入社する人材は、新卒でコンサルティングファームに入社した人材にはない「事業経験」があるため、コンサルティングファームにとっても大きな戦力となる。

そんな中、特に近年事業会社からコンサルティングファームへ転職する人が大きく増加している。

中途コンサルがぶつかる代表的な苦悩

一方、前職との圧倒的な違いから中途入社後数年以内で離職してしまうというケースも同時に多発している。

そこで本記事では、実際にコンサルティングファームに中途入社した複数人の体験談を基に、彼ら/彼女らがどんな苦悩を味わったかについてご紹介する。

中途コンサルとして、苦悩を減らすためには内定~入社までの期間での準備も当然だが、より自分にフィットしたファーム選びも重要である。

これからコンサル転職を検討される方は、ぜひ一度ハイクラス転職に強いリクルートエージェントに登録し、キャリアアドバイザーの知見を活用しながら自身がフィットするファームをお選び頂きたい。

同年代の新卒コンサルの圧倒的な実力

仮に、新卒で3-5年間日系の大手事業会社で働き、その後コンサルティングファームに転職した場合、新卒でコンサルティングファームに入社した同年代は、早ければ自らプロジェクトを受注し、メンバーをマネジメントする立場になっている。

また、新卒1-2年目であっても、コンサルタントとしてのお作法を叩き込まれ、数々の修羅場を潜り抜けてきた経験を積んで来ている。

彼らは勤務中はもちろんのこと、仮に休日であっても、コンサルタントとして出せる価値を増やすために自己研鑚を行っている。

長期雇用が前提となっている日系大手事業会社で、社内イベントや社内人脈形成、企業固有の業務プロセス・ルールを習得している間に、彼らは自らを追い込み、コンサルタントとして成長している。

そんな環境の中に、コンサルタントとしての経験がない人が放り込まれれば、当然圧倒的な実力差を感じる。

最初の半年くらいは会話のスピードについていくのがやっとで本当に辛かった

某外資系戦略ファームの中途コンサル

同年代の人がまるで息を吸うように常に勉強しているため、少し息抜きをしている間にどんどん差が開いてしまう恐怖を感じていた

某外資系総合ファームの中途コンサル

自分より年下や同年代の人が、プロジェクトをマネジメントしたりリードしたりしている一方、しばらく指示に従うばかりで精神的に辛かった

某外資系総合ファームの中途コンサル

コンサルタントの細部への異常な拘り

特に事業会社の企画職をしていた人の中には、パワーポイントでの資料作成やエクセルでの分析作業はお手の物だという人も多いのではないか。

しかし、社内における説明資料と、クライアントに提出する納品物では、求められる細かさが天と地ほど異なる。

細かなレイアウトなもちろんのこと、オブジェクトの0.1mm単位のズレさえも見逃してもらえない。

体言止めと用言止めが混在している文書や、同じ意味の異なる表現(例えば「会議」と「ミーティング」)が膨大な資料の中に一つでも見つかれば、レビュアーの逆鱗に触れることになる。

事業会社で経験を積んできた身からすると、「そのまで拘るのは本筋でなはい」と感じる側面や、また細部にまで拘る習慣がないが故に、慣れるまでは常に小言を言われるため精神的には非常に辛い。

新卒1-2年目のメンバーから『このくらいちゃんとしてくださいよ』とひたすら赤ペンを入れられ、プライドがずたずたになり精神的に辛かった

某外資系戦略ファームの中途コンサル

自分では気を付けているつもりでも、些細なミスがあり『何でできないの?どうすればできるようになる?』と詰められる日々が続いた

某外資系総合ファームの中途コンサル

なお、クライアント側に少しでも違和感を与えるようなものがあれば、全体のストーリーさえも疑われかねないため、アウトプットの価値を最大化するためにも、細部への異常な拘りは必要不可欠なのである。

コンサルワークの膨大な仕事量

刻一刻と事業環境が変化する中、呑気に調査や分析を進めながら戦略を策定することは許されない。

かつ、その戦略は全社や事業に大きな影響を与えるものであるため、必然的に業務量は膨大にならざるを得ない。

そのような環境下で育ったコンサルタントたちのショートカット技術は、中途入社した側からすると、まるで職人芸のように見える。

また、頭の回転スピードや、そこから繰り広げらる議論のスピードも「付いていくのがやっと」の世界である。

そんなコンサルタントでさえ膨大な仕事量で激務を強いられているのだから、中途コンサルにとっては、さらに膨大な仕事量に感じる。

コンサルとしてのベーススキルのキャッチアップも必要で、最初の2~3案件は土日も関係なく仕事をしていた

某外資系戦略ファームの中途コンサル

慣れてくると多少調整はできるものの、最初はまともに予定も組めなかったのが辛かった

某外資系総合ファームの中途コンサル

仮に20代後半~30代前半で転職を考える場合、結婚や出産などのライフイベントが重なる時期でもあるので、そうしたライフイベントと同時期での転職を考えている方は、さらに休む暇がなくなってしまうので注意が必要である。

まとめ

どれだけ前職で実績を積み、周囲から評価を得ていても、やはりコンサル業界は特殊であり、多くの中途の方が苦悩を味わうことになる。

しかし、この苦悩は決して無駄ではなく、こうした辛い経験が将来のための大きな糧にもなる。

とは言え、より自分にフィットしたファームを選ぶことで、ある程度軽減できるものはである。

これからコンサル転職を検討される方は、ぜひ一度ハイクラス転職に強いリクルートエージェントに登録し、キャリアアドバイザーの知見を活用しながら自身がフィットするファームをお選び頂きたい。

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